水泳用語集
競泳・練習・用具・ルールなど、水泳に関する617語以上の専門用語を五十音順で解説します。
あ
- アウトスイープ (あうとすいーぷ) outsweep
-
手が体の外側へ向かって動く局面。平泳ぎのアウトスイープが代表的だが、他の泳法の説明にも使われる。
- アクティブレスト (あくてぃぶれすと) active rest
-
完全に休むのではなく、軽い運動で血流を促しながら疲労回復を図る積極的休養法。
- 足裏で押す (あしうらでおす) press with soles
-
足裏の面で水を後方に押し出す平泳ぎのキック技術。足の甲ではなく足裏を使うことで水をしっかり捉えられる。
- 足首外旋 (あしくびがいせん) ankle external rotation
-
平泳ぎのキックで足首を外側に回す動き。足裏を後ろに向けて水を蹴り出すために必要な柔軟性。
- 足首の柔らかさ (あしくびのやわらかさ) ankle flexibility
-
足首の関節がどれだけ柔らかく動くかの度合い。足の甲が伸びるほど水を効率よく蹴れて推進力が増す。
- 足首を伸ばす (あしくびをのばす) plantar flexion
-
つま先を伸ばす方向に足首を動かすこと。キックで水を押すときの基本動作で、足の甲で水面を捉える。
- 足首を曲げる (あしくびをまげる) dorsiflexion
-
つま先を手前に引き上げる方向に足首を動かすこと。平泳ぎのキックで足裏を外に向ける際に使われる。
- アシックス (あしっくす) asics
-
1949年創業の日本の大手スポーツメーカー。競泳水着ラインのTOP IMPACT LINEで日本人体型に最適化した設計を採用し、幅広い競技レベルに対応する。
- @(アット) (あっと) send-off interval
-
出発間隔を示す記号。「4×100 @2:00」は100mを2分サイクルで4本の意味。「on」と同義。
- アナウンサー (あなうんさー) announcer
-
大会会場内で組・種目・選手名・記録などを場内放送するスタッフ。速報やDQ情報も告知する。
- アライメントボード (あらいめんとぼーど) alignment kickboard
-
体を水平に保ちやすい薄型のキックボード。従来のビート板より姿勢を崩しにくい設計。
- アリーナ (ありーな) arena
-
1973年イタリア創業の競泳専門ブランド。日本ではデサント社が展開。ねじり構造のアクアフォース・ストームなど革新的なレース水着を提供する。
- アンカー (あんかー) anchor
-
リレー種目で最終泳者を務める選手。逆転やタイム差を詰める重要な役割を担う。
- 安静時心拍 (あんせいじしんぱく) resting heart rate
-
安静にしている状態での心拍数。トレーニングで心肺機能が高まると安静時心拍は低くなる傾向がある。
- アンチフォグ (あんちふぉぐ) anti-fog
-
ゴーグルのレンズの曇りを防止するための液剤やスプレー。塗布すると水滴がレンズに付きにくくなる。
- アーティスティックスイミング (あーてぃすてぃっくすいみんぐ) artistic swimming
-
音楽に合わせて水中と水上で演技を行い、技術と芸術性を競う競技。旧称はシンクロナイズドスイミング。
い
- 息継ぎ (いきつぎ) breath
-
泳ぎながら顔を水面に出して息を吸う動作。姿勢を崩さず最小限の動きで行うのが速い泳ぎのポイント。
- 一軸泳法 (いちじくえいほう) single-axis swimming
-
体の中心軸1本を意識して左右にローリングする泳ぎ方。クロールで広く用いられる基本概念。
- イメージトレーニング (いめーじとれーにんぐ) visualization
-
頭の中でレースや動作の理想的な流れを映像として繰り返し再生する心理テクニック。実際の動きの質が向上するとされる。
- インカレ (いんかれ) intercollegiate championships
-
日本学生選手権水泳競技大会の通称。大学日本一を決める最高峰の学生大会。
- インスイープ (いんすいーぷ) insweep
-
手が体の内側へ向かって動く局面。水を集めるように寄せる動きで、推進力を生む重要なフェーズ。
- インターハイ (いんたーはい) inter-high school championships
-
全国高等学校総合体育大会水泳競技の通称。高校日本一を決める水泳の高校生大会。
- インターバル (いんたーばる) interval
-
一定の距離を泳いだ後に短い休憩を入れ、これを繰り返す練習形式。心肺機能の向上やペース感覚の養成に効果的。
- インターバル走 (いんたーばるそう) interval running
-
陸上で走りと休憩を交互に繰り返す心肺系トレーニング。オフシーズンや水泳のインターバル能力の底上げに使われる。
- インピンジメント (いんぴんじめんと) impingement syndrome
-
肩関節で腱板が骨に挟まれて炎症を起こす障害。ストローク動作の反復で発症しやすい。
- イージー (いーじー) easy
-
楽な強度でリラックスして泳ぐこと。セット間の回復泳やクールダウンで使い、フォームを意識しながらゆったり泳ぐ。
- イーブンスプリット (いーぶんすぷりっと) even split
-
前半と後半をほぼ同じペースで泳ぐ配分。安定したレース運びの指標で、ペースコントロール能力の高さを示す。
う
- ウィップキック (うぃっぷきっく) whip kick
-
平泳ぎのキックで脚がむちを振るように弧を描く動きの説明。かかとの引き付けから外回しで水を蹴り、内締めで仕上げる。
- ウェットスーツ (うぇっとすーつ) wetsuit
-
保温と浮力を得るためのネオプレン製スーツ。オープンウォーターやトライアスロンで水温が低い場合に着用する。
- ウェット着用可否 (うぇっとちゃくようかひ) wetsuit legal
-
大会の水温条件によりウェットスーツの着用が認められるかどうかの判定。水温が低い場合は着用必須になることもある。
- ウェーブ (うぇーぶ) wave
-
海や湖の水面の波。オープンウォーターでは波の高さや方向が泳ぎのペースや方向に大きく影響する。
- ウェーブ泳法 (うぇーぶえいほう) wave breaststroke
-
体のうねりを使って前方に伸び上がる現代的な平泳ぎ技術。従来のフラット泳法より抵抗が少ない。
- ウェーブスタート (うぇーぶすたーと) wave start
-
大人数のレースで選手を数グループに分け、時間差をつけてスタートさせる方式。接触事故を防ぐ目的で使われる。
- ウォームアップ (うぉーむあっぷ) warm-up
-
本練習の前に体を温め、心拍数を徐々に上げて動きを整える導入セット。ケガの予防とパフォーマンス向上が目的。
- ウォームアップレーン (うぉーむあっぷれーん) warm-up lane
-
大会中にレース前後のウォームアップ・ダウン用に開放されるレーン。別プールの場合もある。
- 浮き上がり (うきあがり) resurface
-
水中動作を終えて水面に出る局面。速度を落とさず泳ぎにつなげるために、浮き上がりの角度とタイミングが重要。
- 浮き身 (うきみ) floating position
-
仰向けや伏せの姿勢で水面に浮いて安全に呼吸できる体勢。だるま浮きや大の字浮きなど、水慣れの基礎練習。
- 浮く (うく) float
-
力を抜いて水面に体を浮かせること。浮力と体のバランスを感じる基本技術で、リラックスが上達の鍵。
- うねり (うねり) swell
-
海洋で発生する大きくゆるやかな波のうねり。オープンウォーターでの泳ぎやナビゲーションに影響する。
え
- エイジグループ (えいじぐるーぷ) age group swimming
-
年齢区分別に行われるジュニア競泳の仕組み。マスターズでは5歳刻みで区分される。
- 泳法違反 (えいほういはん) stroke infraction
-
各泳法で定められた動作規定に反する泳ぎ。例えば平泳ぎでのドルフィンキック2回以上や背泳ぎでの体の反転など。
- 泳法審判員 (えいほうしんぱんいん) stroke judge
-
プールサイドを歩きながら各泳者の泳法やゴールタッチが規則に適合しているかを監察する役員。
- エクササイズ (えくささいず) exercise
-
特定の目的を持って行う反復練習。ドリルの一種で、フォームの特定部分を意識しながら繰り返す。
- エクステンション (えくすてんしょん) extension
-
腕や体を遠くへ伸ばす動き。ストロークのリーチを広げるが、過度に伸ばすと姿勢が崩れるため適度なバランスが必要。
- エグジット (えぐじっと) water exit
-
オープンウォーターのゴールやトランジションで水から上がること。波打ち際での立ち上がりを素早く行う技術が必要。
- エッグビーター (えっぐびーたー) eggbeater kick
-
左右の脚を交互に回転させてその場で体を浮かせるキック。水球やアーティスティックスイミングで多用される。
- エレッセ (えれっせ) ellesse
-
1959年イタリア・ペルージャ創業のスポーツブランド。日本ではゴールドウイン社がライセンス展開。フィットネス競泳水着を中心に快適性と機能性を両立した製品を提供する。
- 遠泳 (えんえい) distance swimming
-
海や湖などで数km以上の長距離を泳ぐ競技または訓練。持久力と精神力が求められる。
- 塩素 (えんそ) chlorine
-
プールの消毒に使われる薬品成分。水質を衛生的に保つが、目や肌への刺激の原因になることもある。
- 塩素アレルギー (えんそあれるぎー) chlorine sensitivity
-
プールの塩素成分に対して肌のかゆみや目の充血など過敏な反応を示す状態。ゴーグルの着用やシャワーでのケアが重要。
- エントリー (えんとりー) entry
-
手が水面に入る動作。指先から静かに入水し、空気を巻き込まないのが理想的な形。
- エントリー角 (えんとりーかく) entry angle
-
飛び込みで体が水面に入る角度。深過ぎると浮き上がりに時間がかかり、浅過ぎると腹打ちで減速する。
お
- 親指入水 (おやゆびにゅうすい) thumb entry
-
背泳ぎで親指側から入水する方法。肩の柔軟性が必要で、やり過ぎると肩への負担が増えることがある。
- on(オン) (おん) on (send-off interval)
-
「50's on 1:00」のように出発間隔を示す前置詞。「@」と同義で1分サイクルで50mを泳ぐ意味。
- オン・ザ・トップ (おんざとっぷ) on the top
-
サークル内で泳ぎ切って残り時間がレストになる状態のこと。速く泳ぐほど長い休憩が取れるため自然とペースが上がる。
- オーバーザトップ (おーばーざとっぷ) over the top
-
背泳ぎのゴール時に仰向けのまま壁方向を確認し手を伸ばしてタッチする動作。頭を反らして壁を見る。
- オーバーザトップ退水 (おーばーざとっぷたいすい) over the top exit
-
前の組の選手が次の組のスタート後にプールから上がる退水方式。選手はスタートの邪魔にならないよう壁際で待機する。
- オーバーディスタンス (おーばーでぃすたんす) over distance
-
レース距離より長い距離を泳ぐ持久力トレーニング。有酸素能力のベース作りに活用する。
- オーバーリーチ (おーばーりーち) over-reach
-
手を前に伸ばし過ぎて肩や体幹のアライメントが崩れる状態。蛇行や肩の故障の原因になりやすい。
- オーバーワーク (おーばーわーく) overtraining
-
練習量や強度が回復力を上回り、パフォーマンスが低下し続ける状態。倦怠感・タイムの停滞・モチベーション低下が特徴。
- オープンウォーター (おーぷんうぉーたー) open water
-
海・湖・川など自然の水域で行う水泳。プールと異なり波・潮流・水温変化への対応力が求められる。
- オープンターン (おーぷんたーん) open turn
-
壁に両手でタッチしてから体を回し、足で壁を蹴るターン。平泳ぎとバタフライで両手タッチのルール上必須。
- オールアウト (おーるあうと) all-out
-
持てる力を100%出し切って全力で泳ぐこと。スプリント練習やタイムトライアルで使われる。
か
- 回復走 (かいふくそう) recovery pace
-
疲労回復を目的としたゆったりとした強度で泳ぐこと。心拍数を下げ、乳酸の除去を促しながらフォームを整える。
- カウント (かうんと) stroke count
-
背泳ぎでフラッグから壁までに必要なストローク数。事前に自分の回数を把握しておくとターンで壁にぶつかるのを防げる。
- ×(本数×距離) (かける) times (repetitions × distance)
-
「4×100」は100mを4本の意味。左が本数で右が距離。日本語では4本の100mと読む。
- 加速局面 (かそくきょくめん) acceleration phase
-
ストローク中にプルからプッシュへ移行し、手の速度と推進力が最大になる区間。
- 片側呼吸 (かたがわこきゅう) unilateral breathing
-
常に左右どちらか片側だけで呼吸するパターン。呼吸頻度を上げやすいがストロークの左右差が出やすい。
- 片手キックバタ (かたてきっくばた) one-arm fly with kick
-
片手ストロークでドルフィンキックのタイミングを合わせるドリル。キックと波のうねりの連動を体に覚え込ませる。
- 片手クロール (かたてくろーる) one-arm freestyle
-
片腕だけでクロールを行うドリル。もう一方の手は前方または体側に固定し、キャッチやローリングの感覚を意識する。
- 片手バタ (かたてばた) one-arm fly
-
片腕だけでバタフライ動作を行うドリル。もう一方の手は前に伸ばし、キャッチとキックの連動を意識する。
- 肩の痛み (かたのいたみ) shoulder pain
-
ストロークの反復動作で肩関節やその周囲に痛みが出る状態。フォームの癖や練習量の急増が原因になりやすい。
- 肩のローテーション (かたのろーてーしょん) shoulder rotation
-
肩を前後に回しながらストロークすることで可動域を広げる動き。力みを減らし、滑らかなリカバリーにつながる。
- 課題設定 (かだいせってい) problem setting
-
泳ぎの中で改善すべき課題を具体的に特定すること。漠然と「速くなりたい」ではなく「キャッチで肘が落ちる」のように絞り込む。
- 滑走抵抗 (かっそうていこう) friction drag
-
水と体の表面が擦れることで生じる抵抗。体毛の剃毛やレーシングスーツの着用で軽減できる。
- 壁蹴り角度 (かべけりかく) push-off angle
-
壁を蹴って進む方向の角度。水面に向かって上過ぎると早く浮上し過ぎ、下過ぎると浮き上がりに時間がかかる。
- カレント (かれんと) current
-
海や湖の潮の流れ。泳ぐ方向と流れの関係でタイムや体力消費が大きく変わるため、事前の把握が重要。
- 合算年齢リレー (がっさんねんれいりれー) combined age relay
-
リレー4名の暦年齢合計で区分されるマスターズ独自のリレー形式。72〜119歳から360歳以上まで段階的に設定。
き
- 棄権 (きけん) scratch
-
エントリーした種目に出場しないこと。棄権届の提出が必要な大会もあり、無届け棄権はペナルティの対象になる場合がある。
- 棄権届 (きけんとどけ) scratch form
-
エントリー済みの種目を棄権する際に提出する書類。大会ごとに提出期限やフォーマットが定められている。
- キック (きっく) kick
-
脚で水を打って推進力や姿勢維持を得る動作。泳法ごとにバタ足・ドルフィン・カエル足など形が異なる。
- キックチューブ (きっくちゅーぶ) ankle band
-
足首を固定してキックを封じるための用具。プルの練習でキックに頼らず上半身の推進力だけで泳ぐ際に使う。
- キックテンポ (きっくてんぽ) kick tempo
-
キックを打つ速さ。速いテンポはスプリント向き、遅いテンポは長距離で脚の疲労を抑えるために使う。
- キックの浮き (きっくのうき) kick buoyancy
-
キック動作によって脚が浮いたり沈んだりする状態。脚が沈むと抵抗が増し、適切なキックで脚を水面近くに保つ。
- キックの内締め (きっくのうちじめ) snap
-
キックの最後に両脚を素早くパチンと閉じる動作。内締めのスピードが速いほど強い推進力が生まれる。
- キックの音 (きっくのおと) kick noise
-
キックの際に生じる水の音。バシャバシャと大きな音が出ている場合は脚が水面を叩いていて効率が悪い可能性がある。
- キックの水面割れ (きっくのすいめんわれ) break surface
-
キック時に足が水面を大きく割ってしまう状態。水面を蹴ると推進力にならず、しぶきで抵抗も増える。
- キックの縦幅 (きっくのたてはば) kick amplitude
-
キックの上下動の大きさ。振り幅が大き過ぎると脚が水面から出て空を蹴り、抵抗も増えて効率が落ちる。
- キックの抜け (きっくのぬけ) kick slip
-
平泳ぎのキックで足裏が水を捉えられず空振りする状態。足首の柔軟性不足や引き付け方の癖が原因のことが多い。
- キックの幅 (きっくのはば) kick width
-
平泳ぎのキックで脚を開く幅。広過ぎると抵抗が増え、狭過ぎると水を蹴る面積が足りず推進力が弱くなる。
- キックの引き付け (きっくのひきつけ) heel recovery
-
平泳ぎのキック準備でかかとをお尻に引き付ける動作。膝を前に出さず、かかとだけを引くと抵抗を減らせる。
- キックボード (きっくぼーど) kickboard
-
キック練習で上半身を支えるための浮き板。ビート板と同じもので、英語由来の呼び方。
- キャッチ (きゃっち) catch
-
手と前腕で水を捉え始める局面。肘を高く保ちながら手のひらで水圧を感じることが効率的な推進の鍵。
- キャッチアップ (きゃっちあっぷ) catch-up drill
-
前方で両手が揃ってから次のストロークを始めるドリル。ゆっくりしたリズムでキャッチの形を丁寧に確認できる。
- キャッチの圧力 (きゃっちのあつりょく) catch pressure
-
キャッチ時に手・前腕へかかる圧力(=水圧)。圧が抜けると水を逃しやすく、推進力が落ちる。
- キャッチの内側 (きゃっちのうちがわ) inside catch
-
キャッチで手が内側に入り過ぎて水を逃がす癖。クロスオーバーと同様に蛇行の原因になりやすい。
- キャッチの外側 (きゃっちのそとがわ) wide catch
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手が外側に逸れて水を捉えきれないキャッチの癖。推進に使えない方向に力が逃げてしまい効率が落ちる。
- キャッチの早さ (きゃっちのはやさ) early catch
-
入水後できるだけ早いタイミングで水を捉え始めること。グライドを短くしてすぐキャッチに入るスプリント向きの技術。
- キャッチの深さ (きゃっちのふかさ) catch depth
-
キャッチで手を入れる深さ。浅過ぎると水を捉えにくく、深過ぎると肩に負担がかかり姿勢が崩れる。
- 給水所 (きゅうすいしょ) feed station
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オープンウォーターの長距離レースで選手にドリンクや補給食を渡す場所。コース上の所定位置に設けられる。
- キュー (きゅー) cue
-
動作の要点を短い言葉で伝える指導法。「肘を立てて」「胸を押して」など、泳ぎながらでも意識できる言葉を使う。
- 競泳用水着 (きょうえいようみずぎ) racing suit
-
大会で着用する高機能な水着。体にぴったりフィットして水の抵抗を減らす設計で、素材や形状に規定がある。
- 記録員 (きろくいん) recorder
-
競技の結果・タイム・失格情報を記録し集計・速報として出力する大会運営スタッフ。
- 記録会 (きろくかい) time trial meet
-
順位よりも記録測定を主目的とした大会。公認記録の取得やベストタイム更新を狙って参加することが多い。
- 期分け (きわけ) periodization
-
シーズンを準備期・鍛錬期・試合期・移行期などの段階に分け、練習の量と強度を計画的に変化させる手法。
- 緊張 (きんちょう) nerves
-
試合前に感じる緊張や不安。適度な緊張はパフォーマンスを高めるが、過度になると体が固まりタイムに影響する。
- 筋トレ (きんとれ) strength training
-
自重やウェイトを使って筋力を高めるトレーニング。水泳ではプルの筋力やキックの爆発力の強化に用いられる。
- ギャロップストローク (ぎゃろっぷすとろーく) gallop stroke
-
左右のストロークタイミングを非対称にする泳法。片腕が先行しもう片腕が素早く追うリズム。
く
- 口から吐く (くちからはく) exhale through mouth
-
口から息を吐く呼吸法。肺の空気を素早く大量に出せるため、激しい泳ぎでの呼吸に向いている。
- クロスオーバー (くろすおーばー) cross-over
-
入水時に手が頭の中心線を越えて反対側に入ってしまう動き。蛇行の原因になり、肩を痛めるリスクもある。
- クロスオーバーターン (くろすおーばーたーん) crossover turn
-
個人メドレーの背泳ぎから平泳ぎへの切り替え時に行うターン。仰向けから素早くうつ伏せに回転して壁を蹴る。
- クロール (くろーる) front crawl
-
左右交互の腕かきとバタ足で進む泳法。最も速い泳ぎ方で、自由形種目ではほぼ全選手がこの泳法を選ぶ。
- クールダウン (くーるだうん) cool-down
-
練習後に軽い泳ぎで体をほぐし、疲労物質の排出を促す回復セット。翌日の練習に向けたリカバリーの第一歩。
- グライド (ぐらいど) glide
-
ストロークの合間に体を伸ばし、水の抵抗が少ない姿勢で滑るように進む局面。推進力を無駄なく活かす。
- グライド感 (ぐらいどかん) glide feel
-
水の中を滑るように進む感覚。抵抗が少ない姿勢で伸びたときに感じる心地良い推進を指す。
- グライドし過ぎ (ぐらいどしすぎ) over-glide
-
グライドが長過ぎて速度が落ちてしまう状態。伸びの心地良さで減速に気づきにくいため、タイムで確認する。
- グライド時間 (ぐらいどじかん) glide time
-
平泳ぎで体を伸ばして滑っている時間の長さ。距離あたりのタイムを見ながら最適な伸びの長さを見つける。
- グライド長 (ぐらいどちょう) glide length
-
ストローク後に体が伸びて滑る距離。長過ぎると減速するが、短過ぎるとテンポが上がり過ぎて疲労する。
- グラブスタート (ぐらぶすたーと) grab start
-
両足を前に揃えてスタート台の前縁を両手で掴む構えのスタート。かつては主流だったが、現在はトラックスタートが多い。
- グローブ (ぐろーぶ) swim gloves
-
手に装着して水中の抵抗を増やす練習用手袋。パドルより負荷は小さいが、手全体で水を捉える感覚を養える。
け
- 計時 (けいじ) timing
-
レースでのタイムを正確に計測すること。自動計時(タッチ板)と手動計時(ストップウォッチ)の2方式がある。
- 計時員 (けいじいん) timekeeper
-
スタート合図と同時に計時を開始しゴールタッチ時に停止する手動計時担当の競技役員。
- 計時システム (けいじしすてむ) timing system
-
タッチパッド・スタート信号・電光掲示板を連動させてレースタイムを計測する装置一式。
- 形状抵抗 (けいじょうていこう) form drag
-
水中での体の形や姿勢が原因で生じる抵抗。前面の投影面積が大きいほど抵抗が増すため、姿勢の改善が重要。
- 決勝 (けっしょう) final
-
最終順位を決定するレース。予選やセミファイナルを勝ち抜いた上位選手で行われる。
- 血中乳酸濃度 (けっちゅうにゅうさんのうど) blood lactate concentration
-
血液中の乳酸量を示す値。トレーニング強度や疲労度を客観的に評価する生理学的指標。
- 蹴り上げ (けりあげ) upbeat
-
キックで脚を上に戻す動作。次のダウンキックの準備局面だが、太ももの裏で水を押す意識も持てると推進に貢献する。
- 蹴り下ろし (けりおろし) downbeat
-
キックで脚を下方向に打ち下ろす動作。推進力を生む主要な局面で、股関節から鞭のように打つのが理想的。
- 肩甲骨 (けんこうこつ) scapula
-
背中の上部にある三角形の骨。腕を大きく動かすための土台で、可動域が広いとストロークのリーチが伸びる。
- 肩甲骨の可動域 (けんこうこつのかどういき) scapular mobility
-
肩甲骨が動ける範囲の広さ。可動域が広いとストロークが大きくなり、肩の故障予防にもつながる。
- 言語化 (げんごか) verbalization
-
泳ぎの感覚や動きを言葉にして明確にすること。言語化することで意識的に再現でき、コーチとの共通理解にもつながる。
こ
- 公式タイム (こうしきたいむ) official time
-
審判と計時装置によって正式に認められた競技タイム。公認大会では自動計時の記録が公式記録となる。
- 高速水着 (こうそくみずぎ) tech suit
-
撥水性・圧縮性に優れた競技用水着。筋肉の振動を抑え、体型を流線形に整える効果がある。
- 公認大会 (こうにんたいかい) certified meet
-
都道府県・地域団体が主催し日本マスターズ水泳協会が記録公認のみを行う大会。年間約90大会が開催される。
- 公認プール (こうにんぷーる) certified pool
-
日本水泳連盟や国際水泳連盟の規格を満たし、公式記録として認められるプール。寸法や水温などの基準がある。
- 股関節主導 (こかんせつしゅどう) hip-driven
-
股関節を起点にして脚全体を動かすキック技術。太ももの大きな筋肉を使えるため力強い推進が得られる。
- 呼吸 (こきゅう) breathing
-
泳ぎながら息を吸い吐きする動作。水中でしっかり吐き、顔を上げた瞬間に素早く吸うのが基本。
- 呼吸回数 (こきゅうかいすう) breath count
-
一定距離で呼吸する回数を数えること。呼吸の頻度とタイムの関係を分析し、最適な呼吸パターンを見つける。
- 呼吸で沈む (こきゅうでしずむ) sink on breath
-
呼吸時に頭が大きく上がって腰や脚が沈んでしまう状態。片目が水中に残るくらいの低い呼吸が改善のポイント。
- 呼吸動作 (こきゅうどうさ) breathing action
-
水中で吐いて水上で吸う一連の呼吸の動き。泳法ごとに頭の出し方やタイミングが異なる。
- 呼吸の遅れ (こきゅうのおくれ) late breath
-
呼吸のタイミングが遅れてストロークや姿勢が崩れる状態。頭が上がり過ぎて腰が沈む原因になりやすい。
- 国スポ (こくすぽ) National Sports Festival
-
国民スポーツ大会(旧国民体育大会)の水泳競技。都道府県対抗形式で争われる。
- 腰が落ちる (こしがおちる) sunk hips
-
背泳ぎで腰が水面より沈んでしまう状態。頭の位置が高過ぎたりキックが弱いと起きやすく、抵抗が大幅に増える。
- 個人競技者登録 (こじんきょうぎしゃとうろく) individual competitor registration
-
日本マスターズ水泳協会に選手として登録すること。登録によりアルファベット3桁+数字5桁の選手IDが付与される。
- 個人メドレー (こじんめどれー) individual medley
-
バタフライ→背泳ぎ→平泳ぎ→自由形の順に1人で泳ぐ種目。200mと400mがあり、全泳法の技術が問われる。
- 小指入水 (こゆびにゅうすい) pinky entry
-
背泳ぎで小指側から入水する方法。現在の主流で、肩への負担が少なくスムーズにキャッチへ移行しやすい。
- 暦年齢 (こよみねんれい) calendar age
-
マスターズ水泳の年齢区分基準。その年の12月31日時点の満年齢で計算され出場区分が決まる。
- 混合リレー (こんごうりれー) mixed relay
-
男女各2名で構成するリレー種目。マスターズでは合算年齢でも区分される唯一のジェンダーミックス形式。
- コース取り (こーすとり) line selection
-
最短・最適な進路を選んで泳ぐこと。プールではレーン中央を保ち、OWSではブイや潮流を踏まえてコースを取る。
- コースロープ (こーすろーぷ) lane rope
-
レーン間を仕切るロープ。円盤状のフロートが連なり、隣のレーンからの波の影響を軽減する。
- コーチ (こーち) coach
-
選手の技術向上や目標達成をサポートする指導者。練習メニューの作成、フォーム指導、メンタルケアなど幅広く関わる。
- コールルーム (こーるるーむ) call room
-
レース前に出場選手が集合して点呼を受ける場所。ここで本人確認や水着チェックが行われる。
- ゴーグル (ごーぐる) goggles
-
目を水や塩素から保護し、水中の視界を確保するための装備。レース用はコンパクトで抵抗が少ない設計のものが多い。
さ
- 最大心拍数 (さいだいしんぱくすう) max heart rate
-
心臓が1分間に拍動できる上限の目安。一般的に「220−年齢」で概算され、強度設定の基準に使われる。
- サイティング (さいてぃんぐ) sighting
-
泳ぎながら一瞬だけ顔を前に上げてブイや目標物を確認する技術。最小限の動作で方向を確認しコースのずれを防ぐ。
- サイドキック (さいどきっく) side kick
-
体を横向きにした姿勢でキックを行うドリル。ローリングのポジションを覚え、呼吸との連動を練習する。
- サイドバック (さいどばっく) side back
-
適度に横向きに傾いた状態で泳ぐ背泳ぎの理想的な姿勢。ストロークが深くなり推進力が増す。
- サイドブレス (さいどぶれす) side breathing
-
体のローリングに合わせて横を向いて呼吸する技術。頭だけ上げるのではなく、体の回転の延長で自然に顔を出す。
- サブマックス (さぶまっくす) submax
-
全力よりわずかに抑えた高強度の泳ぎ。おおむね85〜95%の力で泳ぎ、フォームを保ちながらスピードを出す。
- サミング (さみんぐ) thumb first entry
-
親指側から水に入る癖。肩の内旋が強くなり、繰り返すとスイマーズショルダーの原因になることがある。
- 参加標準記録 (さんかひょうじゅんきろく) qualifying time
-
上位大会への出場権を得るために必要な基準タイム。日本選手権やオリンピックごとに設定される。
- 酸素負債 (さんそふさい) oxygen debt
-
激しい運動の後に通常より多くの酸素を必要とする状態。運動中に不足した酸素を回復のために返済するイメージ。
- サーキット (さーきっと) circuit training
-
複数の種目を休憩を短くして連続で行うトレーニング。筋力と持久力を同時に鍛えられ、短時間で効率的に追い込める。
- サークル (さーくる) circle
-
一定の秒数ごとにスタートを繰り返す方式。例えば「1分30秒サークル」なら1分30秒ごとに次の1本を出発する。
し
- 視界 (しかい) visibility
-
水中や水面での見通しの良さ。オープンウォーターでは透明度が低いとナビゲーションが難しくなる。
- 資格級 (しかくきゅう) qualifying grade
-
日本水泳連盟が年齢・種目別に設定する全国統一の泳力評価基準。1級からAAA級まで段階がある。
- 沈む (しずむ) sink
-
体が水中に沈んでいくこと。筋肉量が多く体脂肪率が低い人は沈みやすい傾向があり、キックや姿勢で補う。
- 失格 (しっかく) disqualification
-
泳法違反やフライングなどの規則違反で記録が認められず失格となること。DQと略記される。
- 集中 (しゅうちゅう) focus
-
注意を泳ぎの特定ポイントに集中させること。「キャッチ」「テンポ」など1つに絞って意識すると練習の質が上がる。
- 手動計時 (しゅどうけいじ) manual timing
-
審判がストップウォッチで計測する方式。自動計時が使えない場合のバックアップとして用いられる。
- 種目変更 (しゅもくへんこう) event change
-
エントリー後に出場種目を変更すること。大会規定により締切や回数制限がある。
- 招集 (しょうしゅう) marshalling
-
レース前に選手をコールルームに集合させ、出場確認を行うこと。所定の時間までに来ないと棄権扱いになる。
- 招集員 (しょうしゅういん) marshal
-
コールルームで選手を点呼・確認しスタート台へ誘導するまでの管理を担当する競技役員。
- 招集遅れ (しょうしゅうおくれ) late to marshalling
-
招集の時間に遅れること。正当な理由なく遅刻した場合、そのレースへの出場が認められず失格扱いになる場合がある。
- ショルダードリブン (しょるだーどりぶん) shoulder-driven freestyle
-
肩の回転を主動力とする高テンポのクロール。スプリントで多用され、ピッチを上げやすい。
- ショートアクシスストローク (しょーとあくしすすとろーく) short axis stroke
-
腰を軸に上下動する泳法の分類。バタフライと平泳ぎが該当し、うねり動作が特徴。
- 進級テスト (しんきゅうてすと) proficiency test
-
スイミングスクールで定期的に行う泳力確認テスト。合格するとより高いクラスに進める。
- 申告タイム (しんこくたいむ) entry time
-
エントリー時に提出する過去の競技記録。ヒートの組分けやレーン配置の基準に使われる。
- 心拍数 (しんぱくすう) heart rate
-
1分間の心臓の拍動数。運動強度の客観的な指標として使われ、練習では手首の脈や心拍計で計測する。
- 審判 (しんぱん) official
-
競泳大会で泳法やターンの正当性、タイムの正確さを判定する審判員。主審・監察・計時など役割が分かれている。
- 審判長 (しんぱんちょう) chief referee
-
競技全体を統括し競技規則の適用について最終的な権限を持つ最上位の競技役員。
- シード (しーど) seed
-
申告タイムに基づく選手の順位付け。ヒートやレーンの割り当ての基準となる。
- 持久力 (じきゅうりょく) endurance
-
長時間・長距離を泳ぎ続けられる能力。有酸素系のエネルギー供給能力が高いほど持久力が向上する。
- ジッパードリル (じっぱーどりる) zipper drill
-
リカバリー時に親指で脇腹から腕を上げていくドリル。ハイエルボーリカバリーの習得に効果的。
- 自動計時 (じどうけいじ) automatic timing
-
タッチ板と電子スタート信号を連動させてタイムを自動計測する方式。100分の1秒まで正確に記録できる。
- ジャケッド (じゃけっど) Jaked
-
2008年イタリア創業の競泳ブランド。2009年ローマ世界選手権で17の世界記録を生んだ実績を持ち、現在はJ-KATANAシリーズで日本市場でも展開する。
- ジャパンオープン (じゃぱんおーぷん) Japan Open
-
毎年6月頃に50mプールで開催される日本水泳連盟主催の国際招待競技大会。
- ジャパンマスターズ (じゃぱんますたーず) Japan Masters Swimming Championships
-
日本マスターズ水泳選手権大会の通称。毎年夏に全国1会場で5日間にわたって開催される最高峰大会。
- ジャンボウナショナルポイント (じゃんぼうなしょなるぽいんと) JAMBOW National Point
-
各マスターズ日本記録を1000点として算出するポイント制度。全種目・全年齢区分・25mプールも対象。
- ジャンボウワールドポイント (じゃんぼうわーるどぽいんと) JAMBOW World Point
-
各マスターズ世界記録を1000点として算出するポイント制度。25歳以上・長水路のみが対象となる。
- 自由形 (じゆうがた) freestyle
-
規則上は泳法自由の種目だが、最も速いクロールで泳ぐのが一般的。50m〜1500mの個人種目やリレーがある。
す
- 水泳教室 (すいえいきょうしつ) swim lesson
-
泳ぎの基礎からコーチの指導のもとで学ぶ教室。水慣れからクロール・背泳ぎなどの泳法習得まで段階的に進む。
- 水温 (すいおん) water temperature
-
プールの水の温度。競泳の公式大会では25〜28℃に規定されており、パフォーマンスや体調に大きく影響する。
- 水感 (すいかん) feel for water
-
水をかくときに手や前腕で水圧を感じ取る繊細な感覚。この感覚が鋭いほどストロークの質が高まる。
- 水球 (すいきゅう) water polo
-
水中でボールをゴールに入れ合うチームスポーツ。立ち泳ぎやヘッドアップ泳法など高い泳力が求められる。
- 水深 (すいしん) depth
-
プールの水の深さ。飛び込みの安全確保のため、競泳プールでは最低1.35m以上が求められる。
- 推進効率 (すいしんこうりつ) propulsive efficiency
-
生み出した力のうち実際に前進に使われた割合。ストロークやキックの無駄を減らすと効率が向上する。
- 推進力 (すいしんりょく) propulsion
-
前に進むための力。腕のストロークとキックで水を後方へ押すことで生み出す。
- 水中キック (すいちゅうきっく) underwater kick
-
スタートやターン後の水中区間で行うキック。主にドルフィンキックが使われ、水面下の低抵抗を活かしてスピードを維持する。
- 水中撮影 (すいちゅうさつえい) underwater filming
-
水中に設置したカメラで泳ぎの動作を撮影すること。水面上からは見えないキャッチやキックの動きを確認できる。
- 水中姿勢 (すいちゅうしせい) underwater posture
-
水中にいるときの体の形や姿勢のこと。ストリームラインに代表される抵抗の少ない姿勢が水泳の基本。
- 水中ストローク (すいちゅうすとろーく) underwater pull
-
水中で行う腕かき動作。平泳ぎのプルアウトが代表的で、種目ごとにルールで許される回数や方法が定められている。
- 水中でのうねり (すいちゅうでのうねり) underwater undulation
-
水中ドルフィンキック時の体の波打ち。胸から腰・膝・足先へ波が伝わり、うねりの大きさで推進力が変わる。
- 水中で吐く (すいちゅうではく) underwater exhale
-
顔が水中にある間に鼻や口から息を吐き出すこと。水上で吸う前に肺の空気を出しておくと呼吸がスムーズになる。
- 水中動作 (すいちゅうどうさ) underwater phase
-
スタートやターンの後、水面に出るまでの水中区間。ストリームラインとドルフィンキックで速度を維持する重要局面。
- 水中ドルフィン (すいちゅうどるふぃん) underwater dolphin kick
-
スタートやターン後の水中で行うドルフィンキック。水面下は抵抗が少なく、速い選手ほどこの区間で差をつける。
- 垂直キック (すいちょくきっく) vertical kick
-
水中で体を垂直に保ちながら行うキック練習。キック力の強化と体幹安定性の向上に効果的。
- スイッチ (すいっち) switch drill
-
横向きの滑り姿勢から1ストロークで反対側に切り替えるドリル。体幹の回転とタイミングの連動を身につける。
- 水平姿勢 (すいへいしせい) horizontal position
-
体が水面と平行に近い姿勢。腰や脚が沈むと前面投影面積が増えて抵抗が大きくなるため、この姿勢の維持が重要。
- スイマー (すいまー) swimmer
-
水泳を行う人の総称。競技選手からフィットネススイマー、レッスン受講者まで幅広く使われる。
- スイマーズイヤー (すいまーずいやー) swimmer's ear
-
耳の穴(外耳道)が水分や細菌により炎症を起こす状態。泳いだ後に水分を残さないことが予防のポイント。
- スイマーズショルダー (すいまーずしょるだー) swimmer's shoulder
-
水泳選手に多い肩の慢性的な痛みの総称。腱板や靭帯の炎症が原因で、ストローク数の多さとフォームの乱れが関係する。
- スイマーズニー (すいまーずにー) swimmer's knee
-
平泳ぎのキック動作の繰り返しで膝内側の靱帯に負担がかかる障害。平泳ぎ選手に多い。
- 睡眠 (すいみん) sleep
-
体と脳を回復させる最も基本的な休息。成長ホルモンの分泌が促され、練習で得た技術の定着にも重要な役割を果たす。
- スイミングスクール (すいみんぐすくーる) swimming school
-
水泳を体系的に指導する教室。初心者から選手コースまで泳力に応じたクラスが設けられる。
- スイム (すいむ) swim
-
メニュー表記で泳ぐことを意味する。泳法の指定がないことも多く、通常の全身を使った泳ぎを指す。
- スイムイヤホン (すいむいやほん) swim headphones
-
防水仕様の音楽再生デバイス。骨伝導タイプが多く、練習中に音楽やテンポ音を聴いて集中力やリズムを高める。
- スイムウェア (すいむうぇあ) swimwear
-
水泳で着用する衣類の総称。練習用・レース用・フィットネス用など、用途に応じたさまざまな種類がある。
- スイムオフ (すいむおふ) swim-off
-
同タイムの選手が決勝進出や順位を決めるために行う再レース。
- スイムキャップ (すいむきゃっぷ) swim cap
-
髪をまとめて水の抵抗を減らすための帽子。シリコン製が主流で、大会では着用が義務付けられている。
- スイムグローブ (すいむぐろーぶ) swim gloves
-
指の間に水かき状の素材がついた練習用手袋。水の抵抗を増やしてストロークの筋力と感覚を強化する。
- スイムバッグ (すいむばっぐ) swim bag
-
水着やゴーグルなどの練習用具をまとめて持ち運ぶバッグ。濡れた物を分けて入れられるポケット付きが便利。
- スイムパドル (すいむぱどる) swim paddles
-
手に装着して使う板状の練習用具の総称。サイズや形状によりフィンガーパドル、フルサイズパドルなどの種類がある。
- スイムベルト (すいむべると) swim belt
-
腰に巻いて流水プールでの固定や牽引トレーニングに使うベルト。体の位置を安定させる補助にも使われる。
- スイムベンチ (すいむべんち) swim bench
-
ストローク動作を陸上で再現して筋力を鍛えるトレーニングマシン。プル動作の強化に特化。
- スイムランジ (すいむらんじ) swim lunge
-
水中で脚を前後に開いて行うランジ動作。水の抵抗を利用した補強運動で、下半身と体幹を鍛える。
- 水面姿勢 (すいめんしせい) surface position
-
泳いでいるときに体が水面に対してどの高さ・角度で浮いているかを示す。高い位置を保つと抵抗が減る。
- スイング (すいんぐ) arm swing
-
リカバリーで腕を横に振り回してしまう動き。入水位置がぶれて蛇行の原因になり、エネルギーも無駄になる。
- 吸う (すう) inhale
-
顔が水面に出た瞬間に口から素早く空気を吸い込むこと。長く吸おうとすると姿勢が崩れるため短く鋭く吸う。
- スカーリング (すかーりんぐ) sculling
-
手のひらで水を左右に小さくかき分ける動作。水の感覚を養い、キャッチやバランスの改善に使われる練習法。
- スカーリングセット (すかーりんぐせっと) sculling set
-
スカーリング動作を中心に行うセット。水を捉える感覚(水感)を養い、キャッチの質を高めるのが主な目的。
- スカーリング動作 (すかーりんぐどうさ) sculling motion
-
手のひらを八の字に動かして水を捉える技術。キャッチからプルへの移行で重要な感覚を養う。
- スケーティング (すけーてぃんぐ) skating drill
-
体を横向きにして片手を前に伸ばし滑る姿勢を作るドリル。ローリングの基本ポジションと体幹の安定を学ぶ。
- スターター (すたーたー) starter
-
選手を整列させ「テイク・ユア・マークス」の号令後にスタート合図を発する競技役員。
- スタート (すたーと) start
-
合図とともにスタート台から飛び込み、水中に入って泳ぎ始めること。リアクション・飛距離・入水角が記録に直結する。
- スタート合図 (すたーとあいず) signal
-
レース開始の合図。電子音やピストルが使われ、自動計時装置と連動してタイム計測が始まる。
- スタート姿勢 (すたーとしせい) set position
-
スタート合図前にスタート台上で構える姿勢。審判の「Take your marks」でこの姿勢に入り、静止して合図を待つ。
- スタート台 (すたーとだい) starting block
-
飛び込みスタート用の台。滑り止め付きの傾斜面があり、背面にはバックプレートが付いている。
- スタートダッシュ (すたーとだっしゅ) start sprint
-
オープンウォーターのスタート直後に全力で泳いでポジションを確保する加速。集団の前方に位置取りする戦術。
- スタートの15m (すたーとのじゅうごめーとる) 15m time
-
スタートから15m地点までのタイムを計測すること。飛び込み、入水、水中ドルフィンキックの質を数値で評価する。
- スタートリスト (すたーとりすと) start list
-
レースの出場者・レーン配置・申告タイムなどを記載した一覧表。
- スタート練習 (すたーとれんしゅう) start practice
-
飛び込みや反応速度を反復する練習。セットポジション、蹴り出し、入水角度、水中動作をまとめて改善する。
- ストリームライン (すとりーむらいん) streamline
-
両手を重ねて腕を頭上に伸ばし、体を一直線にして水の抵抗を最小限にする姿勢。スタートやターン後の基本形。
- ストリームラインキック (すとりーむらいんきっく) streamline kick
-
ストリームライン姿勢を保ったまま水中でキックする練習。スタート・ターン後の水中動作の質を高めるための基礎。
- ストリームライン深度 (すとりーむらいんしんど) streamline depth
-
スタートやターン後の水中姿勢を取る最適な水深。深すぎると浮き上がりに時間がかかる。
- ストレッチ (すとれっち) stretch
-
筋肉や腱を伸ばして関節の可動域を広げる柔軟運動。練習前後に行い、パフォーマンス向上とケガ予防に役立つ。
- ストレートアーム (すとれーとあーむ) straight arm
-
腕が伸びたまま水をかいてしまう癖。水を押す面が小さくなり推進力が低下するほか、肩への負担も大きい。
- ストレートアームリカバリー (すとれーとあーむりかばりー) straight-arm recovery
-
肘を伸ばし気味にして腕を前に戻すリカバリー。遠心力でテンポを上げやすく、スプリンターに多く見られる。
- ストローク (すとろーく) stroke
-
腕で水をかく一連の動作。エントリー→キャッチ→プル→プッシュ→リカバリーの流れで構成される。
- ストロークインデックス (すとろーくいんでっくす) stroke index
-
泳ぐ速度とストローク長を掛け合わせて算出する効率指標。値が大きいほど少ないかき数で速く泳げていることを示す。
- ストロークカウント (すとろーくかうんと) stroke count
-
25mや50mを泳ぐのに必要なストロークの回数を数えること。ストローク効率の客観的な指標として使う。
- ストローク効率 (すとろーくこうりつ) stroke efficiency
-
1ストロークで効率よく前に進めているかの指標。ストローク長が長く無駄な動きが少ないほど効率が高い。
- ストロークサイクル (すとろーくさいくる) stroke cycle
-
片腕または両腕が1周する動きの単位。自由形・背泳ぎでは左右1回ずつで1サイクルと数えることが多い。
- ストローク長 (すとろーくちょう) stroke length
-
1ストロークで進む距離。ストローク長が長いほど少ないかき数で泳げるため、効率の良さを表す指標となる。
- ストロークテスト (すとろーくてすと) stroke test
-
ストローク数とタイムを計測し、泳ぎの効率やコンディションを定期的に評価するテスト。
- ストロークの内回し (すとろーくのうちまわし) insweep emphasis
-
平泳ぎのストロークで腕を内側に寄せるのが早過ぎる癖。十分に水を捉える前に手を集めてしまい推進が弱くなる。
- ストロークの左右差 (すとろーくのさゆうさ) stroke asymmetry
-
左右のストロークの形やパワーに差がある状態。蛇行の原因になるため、弱い側の練習で改善を図る。
- ストロークの外回し (すとろーくのそとまわし) outsweep emphasis
-
平泳ぎのストロークで腕を外側に広げ過ぎる癖。アウトスイープが大きいと抵抗が増えてテンポも遅くなる。
- ストロークレート (すとろーくれーと) stroke rate
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1分間あたりのストローク回数。テンポとも呼ばれ、速度と効率のバランスを見る重要な指標。
- スピア (すぴあ) spear
-
槍を刺すように手を前方へまっすぐ差し入れる入水の意識。肩甲骨からリーチを伸ばして水を捉える準備を作る。
- スピンターン (すぴんたーん) backstroke spin turn
-
背泳ぎのオープンターンで体を横回転させてすばやく壁にタッチし蹴り出す技術。
- スピード (すぴーど) Speedo
-
1928年オーストラリア発祥の世界最大規模の競泳ブランド。日本ではゴールドウイン社が展開。Fastskin3など多くの世界記録を生んだ水着・ゴーグルで知られる。
- スピード持久 (すぴーどじきゅう) speed endurance
-
高いスピードを長く維持し続ける能力。レース後半でペースが落ちにくくなるよう、乳酸耐性を高める練習で鍛える。
- スプラッシュ抵抗 (すぷらっしゅていこう) splash drag
-
入水やキックで水しぶきを立てることにより生じる無駄な抵抗。クリーンな入水で軽減できる。
- スプリット (すぷりっと) split
-
レースや練習で50mや100mごとの通過タイム。ペースの安定度やレース展開を分析するための基本データ。
- スプリント (すぷりんと) sprint
-
50mや100mなどの短距離を全力に近い強度で泳ぐこと。爆発的なスピードとパワーが求められる。
- スプリントセット (すぷりんとせっと) sprint set
-
25mや50mの短距離を全力またはそれに近い強度で繰り返すセット。最大スピードの向上と爆発力の養成が目的。
- スワンズ (すわんず) SWANS
-
山本光学株式会社(1911年創業)のスポーツアイウェアブランド。日本製のレンズ設計とフレーム一貫生産を強みとし、HAJO波状構造など独自技術の競泳ゴーグルを展開する。
せ
- 静的ストレッチ (せいてきすとれっち) static stretch
-
一定の姿勢を保持して筋肉をゆっくり伸ばすストレッチ。クールダウンや柔軟性向上に適しているとされる。
- 背泳ぎ (せおよぎ) backstroke
-
仰向けの姿勢で左右交互に腕を回し、バタ足で進む泳法。水中で唯一、常に顔が上を向いている。
- 背泳ぎキック (せおよぎきっく) backstroke kick
-
仰向けの姿勢で行うバタ足。足の甲で水を蹴り上げる動きが推進の主体で、膝を水面から出さないのがポイント。
- 背泳ぎスタートバー (せおよぎすたーとばー) backstroke bar
-
背泳ぎのスタート時に手で掴むためのバー。スタート台の上部に水平に取り付けられている。
- 背泳ぎストローク (せおよぎすとろーく) backstroke stroke
-
仰向けで腕を1本ずつ交互に回すストローク動作。小指側から入水し、キャッチ→プルで体の横を通って太ももまでかく。
- 背泳ぎのリズム (せおよぎのりずむ) backstroke rhythm
-
背泳ぎで一定のテンポとリズムを保って腕を回す感覚。左右交互に途切れなく回し続けることで推進を安定させる。
- 背泳ぎ用レッジ (せおよぎようれっじ) backstroke ledge
-
背泳ぎスタートで足を固定するための板状の装置。壁面に取り付けて蹴り出しの力を高める。
- 世界記録 (せかいきろく) world record
-
国際水泳連盟(World Aquatics)が公認する世界最高記録。公認プールの公認大会でのみ樹立が認められる。
- 世界マスターズ水泳選手権 (せかいますたーずすいえいせんしゅけん) World Aquatics Masters Championships
-
World Aquatics主催のマスターズ最高峰国際大会。2年に1度開催され競泳・飛込など5競技を実施する。
- センターシュノーケル (せんたーしゅのーける) center snorkel
-
顔の正面に装着するストレート型のスノーケル。呼吸を気にせず泳げるため、フォームや姿勢の改善に集中できる。
- セーム (せーむ) chamois
-
吸水力が高く、絞ると何度でも使える薄いタオル素材。コンパクトに持ち運べるため競泳選手に愛用される。
- 前面投影面積 (ぜんめんとうえいめんせき) frontal area
-
進行方向から見た体の断面積。この面積が小さいほど形状抵抗が減り、速く泳げる。
- 前腕 (ぜんわん) forearm
-
肘から手首までの部分。EVFなどで手のひらと合わせて大きな面を作り、効率よく水を後方へ押す重要部位。
そ
た
- 大会新 (たいかいしん) meet record
-
その大会の歴代最高記録。大会の規模や格式を示す指標にもなり、更新すると大会新記録として表彰されることがある。
- 体幹 (たいかん) core
-
腹筋・背筋・骨盤周りなど胴体を支える筋群。姿勢の安定や腕脚の力を効率よく推進に伝える役割がある。
- 体幹固定 (たいかんこてい) core stability
-
泳いでいる間に体幹がぶれずに安定している状態。腕脚の力を効率よく推進に伝えるための基盤となる。
- 体幹トレ (たいかんとれ) core training
-
腹筋・背筋・骨盤周りの体幹筋を鍛えるトレーニング。泳ぎの姿勢安定と四肢の力を推進につなげる基盤を作る。
- 体組成 (たいそせい) body composition
-
体脂肪率・筋肉量・骨量などの身体構成。水泳では浮力や抵抗に直結する重要指標。
- タイミング (たいみんぐ) timing
-
手・脚・呼吸など各動作の連携のタイミング。泳法ごとに最適なタイミングがあり、推進効率と直結する。
- タイミング遅れ (たいみんぐおくれ) late timing
-
平泳ぎでキックや呼吸のタイミングが遅れて減速する状態。特にグライドが短くなり次のストロークに入れない。
- タイム決勝 (たいむけっしょう) timed final
-
予選を行わず1回のレースタイムだけで順位を決める方式。記録会や参加者の少ない種目で採用される。
- タイムトライアル (たいむとらいある) time trial
-
練習中にレースと同条件でタイムを計測する実戦形式の泳ぎ。仕上がりの確認に用いる。
- タオル (たおる) towel
-
プールから上がった後に体を拭くための布。速乾性の高いセームタオルやマイクロファイバー素材が人気。
- 多種目出場ランキング (たしゅもくしゅつじょうらんきんぐ) multi-event ranking
-
ジャパンマスターズで出場種目数を競うランキング。棄権種目は除外され上位20位に賞状と副賞が授与される。
- 立ち泳ぎ (たちおよぎ) treading water
-
手脚を使ってその場で顔を水面上に出し続ける泳法。水球やシンクロの基本技術で、安全確保にも重要。
- タック (たっく) tuck
-
ターンで体を小さく丸めて回転速度を上げる動作。膝を胸に引き寄せてコンパクトに回ることで素早くターンできる。
- タッチ (たっち) touch
-
ターンやゴールで手や指先で壁に触れること。泳法ごとに片手か両手かの規定があり、タッチの仕方で失格になり得る。
- タッチ違反 (たっちいはん) touch infraction
-
ターンやゴールのタッチ方法が規則に合わない違反。平泳ぎ・バタフライの片手タッチなどが代表的。
- タッチ板 (たっちばん) touchpad
-
壁面に設置された圧力感知式の計時板。ゴールやターンで選手が触れると自動的にタイムを記録する。
- 短水路 (たんすいろ) short course
-
25mプールを使用する競技形式。ターン回数が多く、長水路よりタイムが速くなる傾向がある。
- ターゲットペース (たーげっとぺーす) target pace
-
メニューで狙う目標タイム設定。レースの目標記録から逆算して練習の各セットのペースを決める。
- ターン (たーん) breaststroke turn
-
平泳ぎのターン。両手同時に壁にタッチした後、素早く体を丸めて回転し、壁を蹴ってプルアウトに入る。
- ターンアウト (たーんあうと) turn-out
-
ターンで壁を蹴ってから水面に出て通常の泳ぎに戻るまでの区間。ストリームラインとキックで速度を維持する。
- ターンイン (たーんいん) turn-in
-
ターンの直前に壁へ向かって入っていく最後の数ストロークの区間。壁との距離を合わせて勢いを殺さずターンに入る。
- ターン開始 (たーんかいし) turn initiation
-
ターン動作を始めるタイミングと動き。壁までの距離を最適化し、回転から壁蹴り(蹴り出し)へつなげる。旧称:ターンの踏切。
- ターン審判 (たーんしんぱん) turn judge
-
ターンやタッチが規則に適合しているかを監視・判定する審判。両手タッチや壁での違反を確認する。
- ターン数 (たーんすう) turn count
-
指定距離内で行うターンの回数。短水路はターンが多く、ターンの技術がタイムに大きく影響する。
- ターンタイム (たーんたいむ) turn time
-
壁の前後一定区間(例えば5m)にかかる時間。ターンの速さと壁蹴りの質を評価するための指標。
- ターンの距離感 (たーんのきょりかん) turn distance
-
ターンを始める位置から壁までの距離感。フラッグやTマークを目安にして、毎回同じ距離でターンに入る感覚を磨く。
- ターンの5m (たーんのごめーとる) 5m in/out
-
壁から5m以内のターン出入り区間を意識する練習。ターンの入り方と壁蹴り後の水中動作の質を集中的に高める。
- ターンマーク (たーんまーく) turn mark
-
プール底面や壁面にある目印。T字ラインや十字ラインで壁までの距離を知らせ、ターンの準備に使う。
- ターン練習 (たーんれんしゅう) turn practice
-
ターン動作を繰り返して質を高める練習。壁への入り方、回転速度、壁蹴り、浮き上がりを一連で磨く。
- 脱水 (だっすい) dehydration
-
水中では汗をかいている自覚が薄く、水分補給を怠りがちになる。練習中のこまめな給水が重要。
- ダブルアームバック (だぶるあーむばっく) double-arm backstroke
-
両腕を同時に回して背泳ぎをするドリル。入水やキャッチの動きを左右揃えて確認でき、体幹の安定も意識できる。
ち
- チキンウィング (ちきんうぃんぐ) chicken wing
-
バタフライのリカバリーで肘が極端に曲がりぎこちなくなる状態。肩の柔軟性不足や疲労で起きやすい。
- 中耳炎 (ちゅうじえん) otitis media
-
鼓膜の内側(中耳)が炎症を起こす疾患。耳の痛みや聞こえにくさが出て、水泳を一時中断する必要がある場合も。
- チューブ (ちゅーぶ) stretch cord
-
ゴムチューブを使って陸上でストローク動作を再現する補強用具。プルの筋力とフォームの両方を鍛えられる。
- チョイス (ちょいす) choice
-
メニュー中に泳法を自由に選択してよいことを示す指示。Chと略記される。
- 超回復 (ちょうかいふく) supercompensation
-
トレーニングによる疲労から回復する際、以前より高い水準の体力が一時的に得られる現象。
- 長水路 (ちょうすいろ) long course
-
50mプールを使用する競技形式。オリンピックや世界選手権はこの形式で行われる。
つ
- つる (つる) cramp
-
筋肉が突然けいれんして強い痛みが出る状態。冷え・脱水・疲労・ミネラル不足が主な原因で、ふくらはぎや足裏に多い。
て
- テイク・ユア・マークス (ていくゆあまーくす) take your marks
-
スターターが発する「位置について」の号令。選手はスタート姿勢をとり動きを止めて合図を待つ。
- 抵抗 (ていこう) drag
-
水中で進行方向と反対に生じる力の総称。形状抵抗・摩擦抵抗・造波抵抗の3種類に分けられる。
- 低呼吸 (ていこきゅう) hypoxic
-
呼吸の回数を通常より減らして泳ぐ練習方法。5回に1回呼吸や7回に1回呼吸など、段階的に制限を強める。
- 低体温 (ていたいおん) hypothermia
-
長時間冷たい水に浸かって体の深部体温が下がり過ぎる状態。オープンウォーターで特に注意が必要で、震えや判断力の低下が起こる。
- テクニカルミーティング (てくにかるみーてぃんぐ) technical meeting
-
大会当日にチーム代表者が出席する競技説明会。当日の変更事項や注意点が通告される。
- テクニックセット (てくにっくせっと) technique set
-
フォーム改善を目的とした低〜中強度のセット。ドリルや意識ポイントを決めて技術的な修正に集中する。
- テストセット (てすとせっと) test set
-
定期的に行う決まったメニューで、体力やコンディションの変化を定量的に評価するセット。
- 手のひら (てのひら) palm
-
水を押す主要な面としての手のひら。角度や向きを微調整して水圧を感じながらストロークをコントロールする。
- テンポ (てんぽ) tempo
-
ストロークの速さ・リズム。テンポが速いとスプリント向き、遅いとストローク長を活かした泳ぎになる。
- テンポアップ (てんぽあっぷ) tempo up
-
ストロークレートを上げること。スプリント力の強化やレース後半の加速練習で意図的に行う。
- テンポ走 (てんぽそう) tempo work
-
テンポトレーナーなどで一定のストロークテンポを指定して泳ぐ練習。目標レースペースの感覚を体に刻み込む。
- テンポダウン (てんぽだうん) tempo down
-
ストロークレートを下げてストローク長を伸ばすこと。DPSを意識した効率重視の泳ぎの練習に使う。
- テンポトレーナー (てんぽとれーなー) tempo trainer
-
キャップの中に入れて使う小型の電子メトロノーム。設定したテンポで音が鳴り、ストロークリズムの管理に使う。
- テーパリング (てーぱりんぐ) tapering
-
目標大会の2〜3週間前から練習量を段階的に落とし、蓄積した疲労を抜いてベストパフォーマンスに備える調整期間。
- テーパー期 (てーぱーき) taper period
-
大会前に練習量を段階的に落とし、疲労を抜いてピークパフォーマンスに合わせる調整期間。
- ディセンド (でぃせんど) descend
-
本数を重ねるごとにタイムを上げて(速くして)いく練習方法。段階的にスピードを上げ、ペースコントロールを磨く。
- デッキシーディング (でっきしーでぃんぐ) deck seeding
-
当日会場でエントリータイムを申告してレースの組・レーンを決める方式。申告締切時間の厳守が必要。
- デッドスポット (でっどすぽっと) dead spot
-
ストロークサイクル中に推進力がゼロになる瞬間。この時間を短くするほど効率が上がる。
- 電光掲示板 (でんこうけいじばん) scoreboard
-
レース結果・スプリットタイム・順位をリアルタイムで表示する大型ディスプレイ。
と
- トップ通過 (とっぷつうか) top qualifier
-
予選で最速タイムを出して決勝に進むこと。予選1位通過とも呼ばれ本命の証となる。
- 飛び込み (とびこみ) dive
-
スタート台から水面に向かって飛び込む動作。頭から入水し、水中姿勢へスムーズにつなげる技術が求められる。
- 飛込 (とびこみ) diving
-
高さのある飛込台や飛板から宙返りやひねりを加えて水に入り、演技の完成度を競う競技。
- トライアスロン・スイム (とらいあすろんすいむ) triathlon swim
-
トライアスロン競技の水泳パート。多くはオープンウォーターで行われ、集団泳やヘッドアップ泳法の技術が求められる。
- トラックスタート (とらっくすたーと) track start
-
片足を前、もう片足をバックプレートに置いて構えるスタート。現在の主流で、素早く力強い蹴り出しができる。
- 動画分析 (どうがぶんせき) video analysis
-
水上や水中のカメラで撮影した映像をスロー再生やコマ送りで分析すること。感覚と実際の動きの違いを客観的に把握できる。
- 動的ストレッチ (どうてきすとれっち) dynamic stretch
-
体を動かしながら行うストレッチ。筋温を上げつつ可動域を広げるためウォームアップに適している。
- ドライランド (どらいらんど) dryland
-
プールの外で行う陸上トレーニングの総称。筋力トレーニング・体幹トレ・柔軟運動などが含まれる。
- ドラッグスーツ (どらっぐすーつ) drag suit
-
水の抵抗を意図的に増やすための練習用水着。負荷をかけたパワートレーニングに使用する。
- ドラフティング (どらふてぃんぐ) drafting
-
他の選手の後ろや横について泳ぎ、水の抵抗を減らして体力を温存する技術。集団泳での重要な戦術。
- ドリル (どりる) drill
-
泳ぎの一部の動作を切り出して反復する練習法。キャッチ・キック・呼吸など特定の技術を集中的に改善する。
- ドリル選定 (どりるせんてい) drill selection
-
選手の課題に合った練習ドリルを選ぶこと。問題点を特定してから、それを改善できるドリルを処方する考え方。
- ドルフィンキック (どるふぃんきっく) dolphin kick
-
両脚を揃えて上下に波打たせるキック。バタフライの基本キックだが、平泳ぎのプルアウトでも1回だけ許される。
- ドルフィンの回数 (どるふぃんのかいすう) kick count
-
スタートやターン後の水中ドルフィンキックの回数を管理すること。距離や種目に合わせた最適な回数を身につける。
- ドロップドエルボー (どろっぷどえるぼー) dropped elbow
-
キャッチで肘が手より先に下がってしまう状態。水を押す面が小さくなり推進力が大幅に落ちる代表的な癖。
な
に
- 二軸泳法 (にじくえいほう) dual-axis swimming
-
左右の肩を通る2本の軸を交互に使い、体重移動で推進力を得る泳法理論。
- 二重キャップ (にじゅうきゃっぷ) double cap
-
キャップを2枚重ねて被ること。1枚目でゴーグルを固定し、2枚目で覆うことで外れにくくなり水の侵入も防げる。
- 日本記録 (にほんきろく) national record
-
日本水泳連盟が公認する日本国内の最高記録。公認大会・公認プールでの達成が条件となる。
- 日本マスターズ短水路大会 (にほんますたーずたんすいろたいかい) Japan Masters Short Course Meet
-
25mプールで行われるマスターズ主催大会。春に全国約27会場で分散開催され延べ2万人以上が参加する。
- 日本マスターズ長距離大会 (にほんますたーずちょうきょりたいかい) Japan Masters Long Distance Meet
-
800mや1500mなど長距離種目を中心に行うマスターズ主催大会。毎年秋に1会場で開催される。
- 乳酸 (にゅうさん) lactate
-
筋肉が高強度で運動する際に生成される代謝物。疲労の指標として使われ、閾値を超えると急激に蓄積する。
- 乳酸閾値 (にゅうさんいきち) lactate threshold
-
血中の乳酸濃度が急激に上昇し始める運動強度の境目。この閾値が高い選手ほど速いペースを長く維持できる。
- 入水位置 (にゅうすいいち) entry position
-
手が水に入る位置。肩幅程度の前方が基本で、広すぎや狭すぎはキャッチの質やストロークの軌道に影響する。
- 入水角 (にゅうすいかく) entry angle
-
背泳ぎで手が水に入る角度。小指側から肩幅の延長線上に、腕を伸ばしたまま入水するのが基本。
- 入水の穴 (にゅうすいのあな) entry hole
-
入水時に水面へ「穴を開ける」ように体を通すイメージ。水しぶきを減らし抵抗を小さくするクリーンエントリーの意識。
- ニーアウト (にーあうと) knee out
-
平泳ぎのキックで膝が外に大きく開き過ぎる癖。脚の前面が水を受けて大きな抵抗になり、速度が落ちる。
- ニーイン (にーいん) knee in
-
平泳ぎのキックで膝が内側に入り過ぎる癖。足裏で水を捉える面積が小さくなり、キックが弱くなる原因。
ね
- ネガティブスプリット (ねがてぃぶすぷりっと) negative split
-
レースや練習で後半を前半より速いタイムで泳ぐペース配分。持久力を活かした理想的なレース戦略とされる。
- 熱中症 (ねっちゅうしょう) heat illness
-
暑さにより体温調節ができなくなって起こる体調不良の総称。屋外プールや高温多湿の室内プールでも発生しうる。
の
- ノーブレ (のーぶれ) no breathing
-
息継ぎなしで一定距離を泳ぐ練習。呼吸制限によって泳ぎのリズム維持能力を高める。
は
- ハイエルボー (はいえるぼー) high elbow
-
肘を高い位置に保つ技術。キャッチで前腕を立てやすくなり、リカバリーでは肩への負担を減らす効果がある。
- ハイエルボーキャッチ (はいえるぼーきゃっち) high-elbow catch
-
肘を落とさずに前腕と手のひらで水を捉えるキャッチ技術。水を効率よく後方に押すための基本動作。
- ハイエルボーリカバリー (はいえるぼーりかばりー) high-elbow recovery
-
肘を高い位置に保ちながら力を抜いて腕を前に戻すリカバリー。肩への負担が少なく、中長距離の選手に多い。
- 肺活量 (はいかつりょう) vital capacity
-
最大吸気後に吐き出せる空気の量。水泳選手は一般人より高値を示す傾向がある。
- ハイポキシック (はいぽきしっく) hypoxic set
-
呼吸回数を制限して泳ぐセット。呼吸の我慢ではなく、少ない呼吸で効率的に泳ぐ技術を磨く目的で行う。
- 吐く (はく) exhale
-
水中で口や鼻から息を吐くこと。水中で十分に吐いておくと、顔を上げたときに素早く吸えてリズムが安定する。
- 派遣標準記録 (はけんひょうじゅんきろく) dispatch standard
-
日本水泳連盟が国際大会の代表選考のために設定する基準タイム。選考会で突破が求められる。
- 鼻から吐く (はなからはく) exhale through nose
-
鼻から息を吐く呼吸法。水が鼻に入りにくくなり、特に背泳ぎやターン時に有効な基本テクニック。
- 鼻栓 (はなせん) nose clip
-
鼻をつまんで水の侵入を防ぐクリップ。背泳ぎのターンやアーティスティックスイミングで使用されることが多い。
- ハンズファースト (はんずふぁーすと) hands first
-
手を最初に水面に接触させて入水する意識。手で水を切って入水の穴を作り、体が続いて入るイメージ。
- ハンドエントリー (はんどえんとりー) hand entry
-
手が水面に入る動作のこと。指先から滑らかに入水し、水しぶきを最小限に抑えるのが理想的な形。
- ハンドピッチ (はんどぴっち) hand pitch
-
ストローク中の手のひらの傾き角度。水を効率よく捉えるために微妙に角度を変えながらかく技術。
- バケットターン (ばけっとたーん) bucket turn
-
背泳ぎのターンで水中に潜り込みながら体を丸めて素早く反転する高度なターン技術。
- バサロ (ばさろ) underwater dolphin kick
-
背泳ぎのスタート・ターン後に仰向けで行う水中ドルフィンキックの俗称。鈴木大地選手の活躍で広まった呼び名。
- バサロキック (ばさろきっく) underwater backstroke kick
-
背泳ぎのスタート・ターン後に水中仰向けで行うドルフィンキック。1988年以降15m以内に制限された。
- バタ足 (ばたあし) flutter kick
-
左右の脚を交互に上下に打つキック。自由形と背泳ぎの基本で、股関節から動かすのがポイント。
- バタフライ (ばたふらい) butterfly
-
両腕を同時に回し、ドルフィンキックで進む泳法。体のうねりを使って水面を波打つようなダイナミックな動きが特徴。
- バックストロークスタート (ばっくすとろーくすたーと) backstroke start
-
水中でスタートバーを握り、壁に足をかけて合図とともに後方へ蹴り出すスタート方法。4泳法で唯一の水中スタート。
- バックプレート (ばっくぷれーと) back plate
-
スタート台の足をかける傾斜板。角度調整が可能で、トラックスタートの蹴り出し力を高める。
- バックボード (ばっくぼーど) backstroke start board
-
背泳ぎスタート時に足の裏を当てて蹴り出す板。スタート台の下部に取り付けて角度を調整できるものもある。
- バブリング (ばぶりんぐ) bubbling
-
顔を水に付けて口や鼻からブクブクと息を吐く練習。呼吸の基本を覚える初歩的な練習で、水慣れの一環として行う。
- バランス (ばらんす) balance
-
水中で体が前後左右に傾いたり沈んだりしない安定した状態を保つこと。効率的な泳ぎの土台となる。
- バランスドリル (ばらんすどりる) balance drill
-
水中で体の安定性を高めることを目的としたドリルの総称。片手や横向きなど不安定な姿勢で行う練習が多い。
- パックスイミング (ぱっくすいみんぐ) pack swimming
-
集団で泳ぐ戦術。ドラフティング効果で体力を温存し、ラストスパートに備える。
- パドル (ぱどる) paddles
-
手の甲側に装着して水を捉える面積を増やす練習用具。ストロークの筋力強化とキャッチ感覚の向上に効果がある。
- パドルセット (ぱどるせっと) paddles set
-
パドルを手に装着して行うセット。水を捉える面積が増えるため、ストロークの筋力強化とキャッチ感覚の向上に効く。
- パドルプル (ぱどるぷる) paddles pull
-
パドルを手に装着して行うプル練習。水を捉える面積が増え、筋力強化とキャッチの感覚改善に効果がある。
- パフォーマンス (ぱふぉーまんす) performance
-
競技における成績や能力の発揮度合い。タイム・順位だけでなく、技術・体力・精神面を含めた総合的な力を指す。
- パラシュート (ぱらしゅーと) swim parachute
-
腰にベルトで取り付けて泳ぐ小型のパラシュート。水中で広がって抵抗を生み、泳ぐパワーと持久力を強化する。
- パラスイミング (ぱらすいみんぐ) para swimming
-
身体障がいのある選手が行う競泳。障がいの種類と程度に応じたクラス分けで競われる。
ひ
- 膝下キック (ひざしたきっく) from-knee kick
-
股関節ではなく膝下だけで蹴るキックの癖。水を捉える面積が小さく推進力が弱いうえ、膝への負担も大きい。
- 膝を曲げ過ぎ (ひざをまげすぎ) over-bend knee
-
キックで膝が深く曲がり過ぎる癖。脚の前面で水を受けて大きな抵抗を生み、推進力も弱くなる。
- 肘 (ひじ) elbow
-
腕の中間にある関節。ハイエルボーの維持やキャッチの角度に関わり、ストロークの質を左右する。
- 肘落ち (ひじおち) dropped elbow
-
キャッチ局面で肘が落ちてしまう癖の通称。前腕で水を捉えられず、手だけで水をかく形になりやすい。
- 肘主導 (ひじしゅどう) elbow drive
-
プル局面で肘を主導に動かし、前腕を立てて水を捉え続ける意識。体幹回転と連動し腕だけで引かない。
- 肘曲げキャッチ (ひじまげきゃっち) bent-elbow catch
-
肘を適度に曲げて前腕と手のひらで水を捉えるキャッチ技術。ストロークの推進効率を高める基本動作。
- ヒップポジション (ひっぷぽじしょん) hip position
-
泳いでいるときの腰の高さ。腰が沈むと体が斜めになり抵抗が増すため、キックや体幹で高い位置を保つ。
- ひとかきひとけり (ひとかきひとけり) pullout sequence
-
スタート・ターン後に許される水中での1回のプルと1回のキックを含む一連の潜水動作。
- 平泳ぎ (ひらおよぎ) breaststroke
-
左右対称の腕のかきとカエル足のような蹴りで進む泳法。4泳法で最も遅いが、規則が最も細かく定められている。
- 疲労 (ひろう) fatigue
-
練習や試合で筋肉や全身のエネルギーが消耗した状態。適切な栄養・睡眠・リカバリーで回復を促すことが重要。
- ヒート (ひーと) heat
-
出場者数が多い種目を複数の組に分けて行うレースの1組。エントリータイム順でヒートと泳ぐレーンが決まる。
- ビルド (びるど) build
-
1本の中で前半はゆっくり、後半に向けて徐々にスピードを上げていく泳ぎ方。ペース配分の感覚を養う。
- ビート板 (びーとばん) kickboard
-
キック練習で両手でつかんで上半身を支える浮き板。脚の動きだけに集中でき、キック力や姿勢の改善に使われる。
- ピッチ (ぴっち) cadence
-
ストロークやキックの回転速度。テンポとほぼ同義で、1分間あたりの動作回数で表すことが多い。
- ピッチ&グライド (ぴっちあんどぐらいど) pitch and glide
-
ストロークのテンポ(ピッチ)と伸び(グライド)のバランスを意識する考え方。距離や泳法に応じた最適解を探る。
- ピラミッド (ぴらみっど) pyramid set
-
距離を増やしてから減らすピラミッド型のセット。例えば50→100→200→100→50mの構成で、ペースの安定性を試す。
- ピーキング (ぴーきんぐ) peaking
-
目標の大会に合わせて心身のコンディションを最高の状態に持っていくこと。テーパリングと合わせて計画的に行う。
ふ
- フィストスイム (ふぃすとすいむ) fist swim
-
手を握りこぶしにして泳ぐドリル。手のひらが使えない分、前腕で水を捉える感覚が磨かれる。
- フィニッシュ (ふぃにっしゅ) finish
-
ストロークの最終局面で手が水から離れる直前の動き。太もも付近まで押し切ることで最大限の推進を得る。
- フィニッシュスカーリング (ふぃにっしゅすかーりんぐ) finish scull
-
腰から太もも付近で手を動かすスカーリング。フィニッシュ局面で最後まで水を押し切る感覚を身につける。
- フィニッシュ動作 (ふぃにっしゅどうさ) finish technique
-
ゴールの壁に向かって最後のタッチを行う技術。伸びてタッチするかストロークを入れるかの判断が勝敗を分ける。
- フィン (ふぃん) fins
-
足に装着して推進力を増やす練習用具。スピードが出やすくなり、正しいキックフォームや姿勢を覚えるのに役立つ。
- フィンガーチップタッチ (ふぃんがーちっぷたっち) fingertip touch
-
ターンやゴールで指先だけで壁に触れる技術。余分なストロークをせず最短距離でタッチし、タイムロスを防ぐ。
- フィンガーチップドラッグ (ふぃんがーちっぷどらっぐ) fingertip drag
-
リカバリー中に指先を水面に軽く触れさせながら前に運ぶドリル。ハイエルボーリカバリーの感覚と肘の高さを意識する。
- フィンガーパドル (ふぃんがーぱどる) finger paddles
-
指先から手のひらの一部だけを覆う小型のパドル。通常のパドルより負荷が軽く、水を捉える感覚を繊細に養える。
- フィンキック (ふぃんきっく) fins kick
-
フィンを履いてキック練習をすること。推進力が増すため正しい姿勢を保ちやすく、足首の使い方も学べる。
- フィンセット (ふぃんせっと) fins set
-
フィンを履いて行うセット。スピードが出やすくなり、レースペースに近い姿勢やテンポで泳ぐ感覚を身につけられる。
- フィンプル (ふぃんぷる) fins pull
-
フィンを履いてプルを行う練習。スピードが出やすくなり、レースに近いテンポや姿勢でストロークを練習できる。
- フィーディング (ふぃーでぃんぐ) feeding
-
長距離のオープンウォーターレースで泳ぎながらドリンクやジェルを補給すること。給水所でコーチから受け取る。
- フィードバック (ふぃーどばっく) feedback
-
コーチや映像を通じて選手に改善点や良い点を伝え、次の練習に活かす情報を提供すること。
- フォーム維持 (ふぉーむいじ) maintain form
-
疲労が溜まってもフォームを崩さず維持する意識。レース後半で姿勢やストロークが乱れないようにする能力。
- フォーム矯正 (ふぉーむきょうせい) form correction
-
不良なストロークやキックの動作パターンを、ドリルや意識的な反復で正しい形に修正すること。
- フォームスイム (ふぉーむすいむ) form swim
-
スピードよりフォームの正確さを重視してゆっくり丁寧に泳ぐ練習。技術的な改善ポイントを意識しながら行う。
- フォームチェック (ふぉーむちぇっく) technique check
-
コーチが目視や動画で選手の泳ぎを確認し、改善すべきポイントを見つけること。定期的に行って変化を追跡する。
- 伏し浮き (ふしうき) prone float
-
うつ伏せで手足を伸ばし体の力を抜いて水面に浮く基本姿勢。水に慣れる第一歩。
- フライング (ふらいんぐ) false start
-
スタート合図よりも前に動いてしまう反則。現在のルールでは1回で即失格となり、レースに参加できない。
- フライングロープ (ふらいんぐろーぷ) false start rope
-
フォルスタート時に水面上に落下させ泳者に中断を知らせるロープ。現在は1回失格制で使用機会は減少。
- フラッグ (ふらっぐ) backstroke flags
-
プールの両端から5mの位置に張られた三角旗。背泳ぎの選手に壁までの距離を知らせるために設置される。
- フラッグカウント (ふらっぐかうんと) flag count
-
フラッグの下を通過してから壁に着くまでのストローク数。背泳ぎでは壁が見えないため、この数で距離を判断する。
- フラッターキック (ふらったーきっく) flutter kick
-
左右の脚を交互に上下に打つキック。自由形と背泳ぎの基本キックで、スタート・ターン後の水中でも使うことがある。
- フラットバック (ふらっとばっく) flat back
-
ローリングが小さく体が平らなままの背泳ぎ。肩の可動域が狭くなりストロークが浅くなる原因になりやすい。
- フリップターン (ふりっぷたーん) flip turn
-
壁の手前で前方に宙返りして足から壁を蹴るターン。自由形と背泳ぎで使われ、壁への手のタッチが不要なため素早い。
- 浮力 (ふりょく) buoyancy
-
水が物体を押し上げる力。体脂肪率や肺の空気量で変わり、姿勢の浮き沈みやキックの強さに関係する。
- フリーリレー (ふりーりれー) freestyle relay
-
4人が自由形でリレーする種目。引き継ぎのタイミング(タッチと飛び込み)が勝敗に大きく影響する。
- フロントクアドラント (ふろんとくあどらんと) front quadrant
-
常に一方の手が体の前方にある状態を意識する泳ぎ方の概念。体が長く伸びた姿勢を保ちストローク長を稼げる。
- フロントスカーリング (ふろんとすかーりんぐ) front scull
-
頭の前方で手を動かすスカーリング。エントリーからキャッチにかけての水を捉える感覚を磨く練習。
- フロントスノーケルスイム (ふろんとすのーけるすいむ) snorkel swim
-
センタースノーケルを使って呼吸を気にせず泳ぐ練習法。頭を動かさずに済むためフォームに集中できる。
- ブイ (ぶい) buoy
-
オープンウォーターの競技コースや目標地点を示す浮標。選手はこれを目印にして方向を確認する。
- ブイターン (ぶいたーん) buoy turn
-
コース上のブイを回って方向転換するオープンウォーター特有の動作。内側を攻めるか外を回るかの判断が求められる。
- ブレ (ぶれ) body sway
-
泳いでいるときに体が左右や上下に揺れること。体幹の弱さやストロークの左右差が原因で抵抗が増える。
- ブレイクアウト (ぶれいくあうと) breakout
-
スタートやターンの水中動作から水面に浮き上がって泳ぎ始める局面。スピードを落とさず滑らかに移行するのが理想。
- ブレイクアウトストローク (ぶれいくあうとすとろーく) breakout stroke
-
水中から水面に出る際の最初のストロークとキック。スムーズな移行で速度低下を最小限にする。
- ブレス (ぶれす) breathing
-
バタフライの呼吸動作。顎を水面近くに出して前方で素早く吸い、顔を上げ過ぎないのが速い泳ぎのコツ。
- ブレスのタイミング (ぶれすのたいみんぐ) breath timing
-
バタフライで呼吸する位置とタイミング。早過ぎると体が起き上がり、遅過ぎるとリカバリーに間に合わない。
- ブロークン (ぶろーくん) broken swim
-
レース距離を短い区間に分割し、間に短い休憩を入れて泳ぐ練習。レースペースの感覚を掴みつつ高い質で泳げる。
- プッシュ (ぷっしゅ) push
-
水を腰から太もも方向へ押し出して加速する局面。ストロークの仕上げにあたり、最後まで押し切る意識が大切。
- プッシュオフ (ぷっしゅおふ) push-off
-
ターン後に壁を両足で力強く蹴って推進力を得る動作。壁への足の当て方と蹴り出しの方向が重要。
- プライオメトリクス (ぷらいおめとりくす) plyometrics
-
ジャンプや跳ね返りの動きで筋肉の瞬発力を鍛えるトレーニング法。スタートの蹴り出しやターンの壁蹴りに効果がある。
- プリセット (ぷりせっと) pre-set / pre-main set
-
メインセット前の準備セット。ウォームアップより高強度でメインの動きに特化したドリルやペースアップ練習。
- プル (ぷる) pull
-
キャッチした水を体の下方へ引き寄せる局面。推進力を生む中心的な動作で、前腕全体で水を押す意識が重要。
- プルアウト (ぷるあうと) pullout
-
平泳ぎのスタートやターン後に行う水中動作。ストリームライン→ひとかき→ドルフィンキック1回→ひと蹴りの流れで構成される。
- プルアウト練習 (ぷるあうとれんしゅう) pullout practice
-
平泳ぎのプルアウト(水中動作)を繰り返す練習。ひとかき→ドルフィン→ひと蹴りの流れとタイミングを磨く。
- プルキック (ぷるきっく) pull-kick timing
-
平泳ぎで腕のかきとキックの引き付けの連携タイミング。かきの内回しが終わる頃にかかとを引き始めるのが基本。
- プルストラップ (ぷるすとらっぷ) pull strap
-
パドルを手に固定するためのゴムストラップ。手首やパドルの位置を補助し、正しいキャッチ姿勢を保つ。
- プルスルー (ぷるするー) pull-through
-
キャッチからフィニッシュまでの連続したストローク動作全体を指す。途中で力を抜かず一気に押し切る意識が大切。
- プルの軌道 (ぷるのきどう) pull path
-
ストローク中に手が通る軌道。S字やI字など泳法や個人の特徴で異なり、効率的な推進に直結する。
- プルブイ (ぷるぶい) pull buoy
-
太ももの間に挟んで脚を浮かせるための浮力補助具。キックを使わずに腕のストロークに集中できるため、プル練習の定番。
- プルブイ泳 (ぷるぶいおよぎ) pull-buoy swim
-
プルブイを太ももに挟んで脚を浮かせ、腕のストロークに集中する練習法。上半身の推進力を強化できる。
- プレス (ぷれす) press
-
胸や上半身を水面に押し当てるようにして体の前側を沈める意識。特にバタフライで波を作る起点となる。
- プレスダウン (ぷれすだうん) press down
-
胸や手で水面を押さえるようにして体の前側を沈め、腰や脚を浮かせる意識。姿勢改善の基本的な感覚。
- プロテスト (ぷろてすと) protest
-
判定に対する異議申し立て。所定の手続きと時間内に審判長へ提出する。
- プール (ぷーる) pool
-
水泳を行うための人工水槽。競泳用は25mまたは50mの長さが標準で、公認大会には水深や水温の規定がある。
- プールサイド (ぷーるさいど) pool side
-
プール周囲のデッキ部分。選手の待機場所やコーチの指導位置として使われる。
へ
- ヘッドアップスイム (へっどあっぷすいむ) head-up swim
-
頭を水面上に出したまま泳ぐ方法。水球やライフセービングで使われるほか、体幹強化の練習としても有効。
- ヘッドアップブレス (へっどあっぷぶれす) head-lift breath
-
平泳ぎで頭を上げ過ぎて呼吸する癖。体が立ち上がって抵抗が増し、グライドの姿勢も崩れやすくなる。
- ヘッドファースト (へっどふぁーすと) head first
-
頭から水に入る飛び込みの意識。両腕で頭を挟んだストリームラインで先端を作り、体全体を一つの穴に通す。
- ヘッドポジション (へっどぽじしょん) head position
-
泳いでいるときの頭の位置や向き。頭を上げると腰が沈みやすく、目線の角度で全身の姿勢が変わる。
- ベスト (べすと) best time
-
ある種目での自己最高記録。大会でのタイムを基準にすることが多く、練習の目標設定の基準にもなる。
- ペース (ぺーす) pace
-
100mや50mあたりの泳ぐ速さの目安。例えば「1分30秒ペース」は100mを1分30秒で泳ぐテンポを意味する。
- ペースクロック (ぺーすくろっく) pace clock
-
プールサイドに設置された大型の秒針付き時計。選手が自分でタイムやサークルを確認しながら練習するために使う。
- ペースメーカー (ぺーすめーかー) pace maker
-
練習で目標ペースを作ってくれる人や道具。先頭を泳ぐチームメイトやLEDペースライトなどが使われる。
ほ
- 補強 (ほきょう) strength training
-
筋力・パワーを向上させるための体づくりのトレーニング。泳ぎに必要な筋肉を鍛えてパフォーマンスを底上げする。
- ボディウェーブ (ぼでぃうぇーぶ) body wave
-
胸→腰→脚の順に波を伝えるバタフライ特有のうねり動作。プレスからキックまで体全体を使って推進を生み出す。
- ボディライン (ぼでぃらいん) body line
-
平泳ぎのグライド局面で体を一直線に伸ばす意識。頭から足先まで真っ直ぐなラインを作ることで抵抗を最小にする。
- ボビング (ぼびんぐ) bobbing
-
水中でジャンプして顔を出し息継ぎを繰り返す基礎練習。水慣れと呼吸リズムの習得に使う。
- ポジティブスプリット (ぽじてぃぶすぷりっと) positive split
-
前半が速く後半のタイムが落ちるペース配分。スプリントでは避けられないが、中長距離では前半の飛ばし過ぎが原因になる。
ま
- 前呼吸 (まえこきゅう) frontal breathing
-
顔を正面に向けて上げる呼吸。頭が持ち上がり腰が沈みやすいため、通常はサイドブレスが推奨される。
- 前ブレス (まえぶれす) front breath
-
バタフライで正面を向いて呼吸する方法。最も一般的で、顎を水面ギリギリに出してすぐ戻すのが理想。
- マクロサイクル (まくろさいくる) macrocycle
-
年間や半年単位の長期トレーニング計画。シーズン全体の大枠を設計する最大の周期単位。
- マススタート (ますすたーと) mass start
-
全選手が一斉にスタートする方式。OWSの標準形式で、スタート直後のポジション取りが重要。
- マスターズ (ますたーず) masters
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成人を対象とした生涯スポーツとしての水泳カテゴリー。年齢区分ごとにレースが行われ、自己記録の更新を目指す。
- マスターズ水泳資格級 (ますたーずすいえいしかくきゅう) masters proficiency grade
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年齢・種目・性別ごとに泳力を20段階で評価する制度。自分のレベル確認や大会エントリーに活用できる。
み
- ミクロサイクル (みくろさいくる) microcycle
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通常1週間単位の短期トレーニング計画。日ごとの強度・量のバランスを管理する最小の周期。
- 水しぶき (みずしぶき) splash
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入水やキックで飛び散る水しぶき。大き過ぎる場合は動作に無駄があるサインで、静かな泳ぎが理想とされる。
- 水慣れ (みずなれ) water acclimation
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水への恐怖心を和らげ、安心して水中で動けるようになる段階。初心者や幼児の水泳指導の最初のステップ。
- ミズノ (みずの) Mizuno
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1906年創業の日本の総合スポーツメーカー。競泳水着ブランド「GX・SONIC」シリーズはフラットスイム技術と撥水素材で日本トップ選手に支持される。
- 水のつかみ方 (みずのつかみかた) water catch
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手や前腕で水を捉えて押し続けるための感覚と技術。水を逃さず推進力に変える(キャッチ感/水感に近い)。
- 水を押す (みずをおす) press water
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手のひらの面を使って水を後方へ押す意識。ストローク全体を通じて常に水圧を感じながら押し続けることが理想。
- 水を掴む (みずをつかむ) catch water
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キャッチで水をしっかり掴んで逃さない感覚の表現。手と前腕に水圧を感じながらストロークを始める意識。
- 水を引く (みずをひく) pull water
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水を捉えて手前に引き寄せるようにして体を前へ進める感覚。「水を引く」より「体を水の壁の向こうへ運ぶ」イメージ。
- ミッドスカーリング (みっどすかーりんぐ) mid scull
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胸の下あたりで手を動かすスカーリング。プル局面での水圧を感じる練習で、推進に直結する感覚を養う。
- ミドル (みどる) middle distance
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200mや400mなど中距離の種目。スプリント力と持久力の両方が必要で、ペース配分が鍵となる。
- ミドルフィンガーエントリー (みどるふぃんがーえんとりー) middle finger entry
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中指を先頭にしてまっすぐ入水する方法。肩への負担が少なく、スムーズにキャッチへ移行しやすい。
- 耳栓 (みみせん) earplugs
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泳ぎ中に水が耳の中に入るのを防ぐ栓。中耳炎の予防や、水の侵入に敏感な選手が使用する。
- 耳抜き (みみぬき) ear equalization
-
水深が深い場所で水圧による耳の痛みを和らげるために、鼻をつまんで息を送り中耳の圧力を調整する技術。
む
め
- メインセット (めいんせっと) main set
-
練習の中核となる最も負荷の高いセット。その日の練習目的(持久力・スピード・テクニックなど)を達成するメニュー。
- 目線 (めせん) gaze
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泳いでいるときの視線の方向。目線を下に向けると頭が安定し、上げると腰が落ちやすくなる。
- メゾサイクル (めぞさいくる) mesocycle
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3〜6週間程度の中期トレーニング計画。特定の体力要素の向上を目的とした集中期間。
- メッシュバッグ (めっしゅばっぐ) mesh bag
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通気性のよいメッシュ素材のバッグ。濡れた用具の水切りと乾燥を兼ねて持ち運べるため、プール通いの定番。
- メドレー (めどれー) medley
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複数の泳法を組み合わせて泳ぐこと。個人メドレーやメドレーリレーを指すほか、練習で泳法を変えて泳ぐ場合にも使う。
- メドレーオーダー (めどれーおーだー) medley order
-
メドレー種目の泳順。個人メドレーはバタ→背→平→自、メドレーリレーは背→平→バタ→自。
- メドレーリレー (めどれーりれー) medley relay
-
背泳ぎ→平泳ぎ→バタフライ→自由形の順に4人で泳ぐリレー種目。個人メドレーとは泳法の順番が異なる。
- メニュー設計 (めにゅーせっけい) training design
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選手の目標や現状に合わせて練習メニューの内容・強度・量を組み立てること。期分けに基づいて計画的に行う。
- メンタル (めんたる) mental
-
競技における心理面の強さや状態。集中力・自信・緊張のコントロールなど、レースでの実力発揮に大きく影響する。
も
ゆ
- 有酸素 (ゆうさんそ) aerobic
-
酸素を十分に使いながら長時間持続できる運動強度域。中〜長距離泳の基盤となる有酸素能力を鍛える。
よ
ら
- ライン (らいん) line
-
頭から体幹・脚までが一直線に近い姿勢のこと。ラインが崩れると抵抗が増えてスピードが落ちる。
- ラダー (らだー) ladder set
-
泳ぐ距離を段階的に増減させるセット。例えば50→100→150→200mと増やす「ラダーアップ」が代表的。
- ラップ (らっぷ) lap
-
プールを一定距離泳ぐ単位。短水路では50m(1往復)、長水路では50m(片道)を1ラップとすることが多い。
- ラップタイム (らっぷたいむ) lap time
-
50mまたは25mごとに区切った区間タイム。レース分析やペース配分の評価に使用される。
- 乱流 (らんりゅう) turbulent flow
-
水が不規則に乱れた流れの状態。フォームの崩れやキックの乱れにより発生し、抵抗が増す。
り
- リアクション (りあくしょん) reaction time
-
スタート合図から選手が台を離れるまでの反応時間。0.01秒単位で計測され、0秒未満はフライングとなる。
- リカバリー (りかばりー) recovery
-
ストロークの後に腕を前方に戻す動作。水上で行い、力を抜いて次のストロークに備える局面。
- リカバリーセット (りかばりーせっと) recovery set
-
疲労回復を目的とした軽い強度のセット。ハードな練習の翌日やセット間に入れて、体を整える。
- リカバリーラン (りかばりーらん) recovery run
-
トライアスロンで水から上がって走り始める局面。水中の姿勢から陸の動きへの切り替えでふらつきやすい。
- リコール (りこーる) recall
-
スタートのやり直しを指示すること。フライングや不正スタートがあった場合にリコールロープが降ろされる。
- リズム (りずむ) rhythm
-
繰り返し動作の一定のリズム感。リズムが崩れると無駄な力が入り、スピードや持久力が低下しやすい。
- リズム崩れ (りずむくずれ) rhythm break
-
泳ぎのリズムが崩れること。疲労や呼吸の乱れが原因で起きやすく、ペースの安定を保つ意識が必要。
- リピート (りぴーと) repeat set
-
同じ距離・同じ強度を繰り返すセット。一定のサークルで同ペースを維持する。
- 流水プール (りゅうすいぷーる) endless pool
-
水流を発生させてその場で泳ぎ続けられるプール。省スペースでフォーム確認やトレーニングに活用される。
- 両腕ストローク (りょううで) double-arm stroke
-
両腕を同時に水に入れ、同時にかいて同時にリカバリーするバタフライのストローク。左右対称の動作がルールで求められる。
- 両側呼吸 (りょうがわこきゅう) bilateral breathing
-
左右交互に呼吸するパターン。ストロークの左右差を防ぎバランスの良い泳ぎにつながるが、呼吸間隔が長くなる。
- リラックス (りらっくす) relaxation
-
泳ぎの中で不要な力みを抜くこと。リカバリーやグライド局面でリラックスすると疲労を抑えて効率が上がる。
- リレーオーダー (りれーおーだー) relay order
-
リレー種目における各泳者の泳順。メドレーリレーは背→平→バタ→自の順が規定されている。
- リレー引き継ぎ (りれーひきつぎ) relay exchange
-
リレーで前の泳者がタッチした瞬間に次の泳者が飛び込むタイミング。早すぎると失格になる。
- リーチ (りーち) reach
-
入水後に前方へ手を伸ばす動作。体を長く使ってストローク長を稼ぐために、肩甲骨から伸ばす意識が重要。
る
れ
- レジスタンストレーニング (れじすたんすとれーにんぐ) resistance training
-
筋力向上を目的としたウェイトやチューブなどを用いた負荷トレーニングの総称。
- レスト (れすと) rest
-
泳ぎの合間に取る休憩時間。10秒・15秒・30秒など、メニューの目的に応じて長さを設定する。
- 練習用水着 (れんしゅうようみずぎ) training suit
-
日常の練習で着用する水着。耐塩素性や耐久性が重視され、競泳用水着より少しゆとりのあるフィット感。
- レースキャップ (れーすきゃっぷ) race cap
-
大会で使用するシリコン製の水泳帽。チーム名や選手名がプリントされ、テックスーツと合わせて抵抗を最小化する。
- レースプラン (れーすぷらん) race plan
-
レースでのペース配分、呼吸パターン、ターンの戦略など事前に立てる作戦。本番の緊張下でも迷わず泳ぐための準備。
- レースペース (れーすぺーす) race pace
-
レース本番での目標タイムに合わせたペースで泳ぐ練習。本番の速度感覚とペース配分を体に刻み込む。
- レーン (れーん) lane
-
プール内をコースロープで区切った泳ぐための区画。競泳では通常8〜10レーンが設けられる。
- レーン順 (れーんじゅん) lane assignment
-
申告タイムや予選結果に基づいて各選手に割り当てられるレーン。最速の選手が中央レーンに配置されるのが一般的。
- レーンロープ接触 (れーんろーぷせっしょく) lane line contact
-
泳ぎ中にコースロープに強く接触したりつかんだりする行為。意図的であれば違反とみなされることがある。
ろ
- ロング (ろんぐ) long distance
-
800mや1500mなどの長距離種目。有酸素能力とペースコントロールが重要で、後半の粘りが勝敗を分ける。
- ロングストロークフィニッシュ (ろんぐすとろーくふぃにっしゅ) long finish
-
最後のストロークの後、腕を伸ばして壁に届かせるフィニッシュ方法。あと半ストローク入れるか伸びるかの判断が鍵。
- ローテーション (ろーてーしょん) rotation
-
体の長軸を中心に回転する動き。自由形と背泳ぎで用いられ、肩の可動域を広げてストロークを大きくする。
- ローリング (ろーりんぐ) body roll
-
泳ぎの中で体幹を左右に回す動作。ストロークのリーチを伸ばし、呼吸を楽にする効果がある。
- ローリング角 (ろーりんぐかく) body roll angle
-
体を回す角度のこと。大き過ぎると軸がぶれ、小さ過ぎるとストロークが浅くなるため、40〜60度が目安とされる。
- ローリング過多 (ろーりんぐかた) over-rotation
-
体が回り過ぎて泳ぎの軸がぶれる状態。キャッチが不安定になり蛇行しやすくなるため、適度な回転量が重要。
- ローリング呼吸 (ろーりんぐこきゅう) rotational breathing
-
体全体のローリングに連動して顔を横に出す呼吸法。頭だけで呼吸するより姿勢が崩れにくく効率的。
- ローリングドリル (ろーりんぐどりる) rolling drill
-
体幹の回転動作を身につけるためのドリル。横向きキックやスイッチドリルなどが代表的。
- ローリング不足 (ろーりんぐぶそく) insufficient roll
-
体の回転量が不足している状態。腕の可動域が制限されてストロークが浅くなり、呼吸も苦しくなりやすい。
わ
- ワイドエントリー (わいどえんとりー) wide entry
-
入水位置が肩幅より外側に離れ過ぎる癖。キャッチのタイミングが遅れて水を捉えにくくなる。
A
B
C
- CSS (しーえすえす) critical swim speed
-
有酸素と無酸素の境界にあたる泳速度。乳酸閾値ペースの簡易推定値として練習強度設定に使う。
D
- DPS (でぃーぴーえす) distance per stroke
-
1ストロークあたりの進行距離。効率の指標で数値が大きいほど一かきで遠くに進める。
E
- EN3 (いーえぬすりー) endurance 3
-
持久力ゾーン3。VO2max付近の高負荷有酸素ゾーン。最高パフォーマンス域の持久力強化を狙う。
- EN2 (いーえぬつー) endurance 2
-
持久力ゾーン2。乳酸閾値付近で泳ぐゾーン。インターバルの休憩が短い閾値トレーニング。
- EN1 (いーえぬわん) endurance 1
-
持久力ゾーン1。心拍数110〜140程度の低強度有酸素運動。脂肪燃焼と基礎持久力の養成が目的。
- EVF (いーぶいえふ) Early Vertical Forearm
-
入水後の早い段階で前腕を立てて水を捉える技術。キャッチの推進効率を高め、トップ選手に共通する動作。
- EPOC (いーぽっく) EPOC
-
運動後に安静時を超えて酸素消費が続く現象。高強度運動後ほどEPOCが大きく、回復に時間がかかることを示す。
F
I
- IMオーダー (あいえむおーだー) IM order
-
個人メドレーの泳法順(バタフライ→背泳ぎ→平泳ぎ→自由形)でメニューを泳ぐこと。4泳法をバランスよく練習できる。
J
- JO (じぇいおー) JOC Junior Olympic Cup
-
全国JOCジュニアオリンピックカップ水泳競技大会の通称。春季・夏季の2回開催されるジュニアの登竜門。
L
- LCM (えるしーえむ) long course meters
-
長水路50mプールの略。オリンピックや世界選手権の公式コース。
O
- ODD / EVEN (おっどいーぶん) odd / even
-
奇数本目と偶数本目の指示語。「ODD easy EVEN fast」で奇数本イージー・偶数本ファストの意味。
R
S
- SKPS (えすけーぴーえす) swim-kick-pull-swim
-
Swim→Kick→Pull→Swimの順に泳ぐ練習形式。各要素を分解して総合的に泳ぎを磨く。
- SCM (えすしーえむ) short course meters
-
短水路25mプール(メートル表示)の略。日本の冬季大会で主流。
- SCY (えすしーわい) short course yards
-
短水路25ヤードプールの略。米国の大学・高校スイミングで標準的に使用される。
- S字プル (えすじぷる) S-pull
-
水中で手がS字の軌道を描くストロークの説明。実際には水を後方に押す意識が重要で、軌道は結果として生じる。
- ST (えすてぃー) stroke (non-freestyle)
-
自由形以外の泳法(バタフライ・背泳ぎ・平泳ぎ)を指す略語。CH(チョイス)とは異なり非フリーの総称。
- SPL (えすぴーえる) strokes per length
-
25mまたは50mを泳ぐのに要したストローク数。少ないほどストローク効率が高く、技術力の指標として使われる。
- SP3 (えすぴーすりー) sprint 3
-
スプリントゾーン3。15〜20秒以内の超短距離全力スプリント。クレアチンリン酸系の無酸素運動。
- SP2 (えすぴーつー) sprint 2
-
スプリントゾーン2。最高速度に近い全力スプリントで最も強度が高いセット。
- SP1 (えすぴーわん) sprint 1
-
スプリントゾーン1。レースに近い強度の乳酸耐性セット。作業時間と同等以上の休憩を取る。
- S1 (えすわん) style one
-
自分の専門種目または最も得意な泳法を指すメニュー表記。S2は2番目に得意な泳法。
- SWOLF (すうぉるふ) SWOLF
-
タイム(秒)とストローク数を足した値で泳ぎの効率を示す指標。数値が小さいほど効率よく泳げていることを意味する。
T
- TYR (てぃあ) TYR
-
1985年米国カリフォルニア州創業の競泳・トライアスロンブランド。北欧の神名に由来し、アメリカ代表選手も愛用するAVICTORシリーズなどのレース水着を展開する。
V
W
- World Aquaticsポイント (わーるどあくあてぃくすぽいんと) World Aquatics points
-
世界記録を1000点としタイムを換算して種目横断で泳力を比較する指数。旧称FINAポイント。
#
- 1回目キック (いっかいめきっく) downbeat 1
-
バタフライの1回目のキック。入水からキャッチの局面で打ち、体を水中に沈めて次のストロークの姿勢を作る。
- 5歳刻み年齢区分 (ごさいきざみねんれいくぶん) five-year age band
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25歳から5歳ごとに設けられる年齢区分。25〜29・30〜34と続き100歳以上の区分も存在する。
- 3回呼吸 (さんかいこきゅう) 3-stroke breathing
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3ストロークごとに左右交互で呼吸するリズム。バイラテラル呼吸の基本形で、初心者から上級者まで広く使われる。
- 3-3-3 (さんさんさん) 3-3-3 drill
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右片手3回→左片手3回→両手3回を繰り返すバタフライドリル。左右差の修正と段階的なフォーム構築に効果的。
- 6ビートキック (しっくすびーときっく) 6-beat kick
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1ストロークサイクルに左右3回ずつ計6回のキックで泳ぐ方法。スプリント向きで推進力とバランスを高める。
- 15mルール (じゅうごめーとるるーる) 15m rule
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スタートやターン後、頭が15m地点を越える前に水面に浮上しなければならないルール。背泳ぎ・バタフライ・自由形に適用。
- 2ハンドタッチ (つーはんどたっち) two-hand touch
-
平泳ぎとバタフライで規則上求められる両手同時のタッチ。ターンとゴールの両方で必要で、片手だと失格になる。
- 2ビートキック (つーびーときっく) 2-beat kick
-
1ストロークサイクルに左右1回ずつ計2回のキックで泳ぐ方法。長距離で脚の疲労を抑え、体幹の回転に合わせやすい。
- 2ビートバタ (つーびーとばた) 2-beat fly
-
1ストロークに2回のドルフィンキックを打つバタフライの基本形。1回目で姿勢を作り、2回目で加速する。
- 10-10 (てんてん) 10-10 drill
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横向き姿勢で10キックごとに1ストロークして入れ替えるドリル。長くキックすることで姿勢の安定を強化する。
- 2回目キック (にかいめきっく) downbeat 2
-
バタフライの2回目のキック。プッシュからリカバリーの局面で打ち、体を前方に押し出す推進力を生む。
- 6-1-6 (ろくいちろく) 6-1-6 drill
-
横向きで6キック→1ストロークで反対側へ切り替え→6キックを繰り返すドリル。バランスとローリングの練習に最適。
- 6キック1ストローク (ろくきっくいちすとろーく) 6-kick switch back
-
片腕を前に伸ばした横向き姿勢で6キックし、1ストロークで反対側に切り替える背泳ぎドリル。姿勢と回転を学ぶ。