水泳用語集

競泳・練習・用具・ルールなど、水泳に関する32語以上の専門用語を五十音順で解説します。

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安静時心拍 (あんせいじしんぱく) resting heart rate

安静にしている状態での心拍数。トレーニングで心肺機能が高まると安静時心拍は低くなる傾向がある。

指標・生理 同義語: 安静時HR

回復走 (かいふくそう) recovery pace

疲労回復を目的としたゆったりとした強度で泳ぐこと。心拍数を下げ、乳酸の除去を促しながらフォームを整える。

指標・生理 同義語: リカバリーペース

血中乳酸濃度 (けっちゅうにゅうさんのうど) blood lactate concentration

血液中の乳酸量を示す値。トレーニング強度や疲労度を客観的に評価する生理学的指標。

指標・生理 同義語: La, 乳酸値

呼吸回数 (こきゅうかいすう) breath count

一定距離で呼吸する回数を数えること。呼吸の頻度とタイムの関係を分析し、最適な呼吸パターンを見つける。

指標・生理

最大心拍数 (さいだいしんぱくすう) max heart rate

心臓が1分間に拍動できる上限の目安。一般的に「220−年齢」で概算され、強度設定の基準に使われる。

指標・生理 同義語: HRmax, MHR
酸素負債 (さんそふさい) oxygen debt

激しい運動の後に通常より多くの酸素を必要とする状態。運動中に不足した酸素を回復のために返済するイメージ。

指標・生理 同義語: EPOC, 酸素の借り

心拍数 (しんぱくすう) heart rate

1分間の心臓の拍動数。運動強度の客観的な指標として使われ、練習では手首の脈や心拍計で計測する。

指標・生理 同義語: HR, 脈拍

ストロークインデックス (すとろーくいんでっくす) stroke index

泳ぐ速度とストローク長を掛け合わせて算出する効率指標。値が大きいほど少ないかき数で速く泳げていることを示す。

指標・生理 同義語: SI
スプリット (すぷりっと) split

レースや練習で50mや100mごとの通過タイム。ペースの安定度やレース展開を分析するための基本データ。

指標・生理 同義語: スプリットタイム, 通過タイム

ゾーン (ぞーん) training zone

練習の強度を区分するゾーン。有酸素(EN1/EN2)、乳酸閾値(AN1)、無酸素(AN2)、スプリント(SP)などに分けられる。

指標・生理 同義語: 強度ゾーン, トレーニングゾーン

体組成 (たいそせい) body composition

体脂肪率・筋肉量・骨量などの身体構成。水泳では浮力や抵抗に直結する重要指標。

指標・生理 同義語: 体脂肪率, 除脂肪体重
ターン数 (たーんすう) turn count

指定距離内で行うターンの回数。短水路はターンが多く、ターンの技術がタイムに大きく影響する。

指標・生理
ターンタイム (たーんたいむ) turn time

壁の前後一定区間(例えば5m)にかかる時間。ターンの速さと壁蹴りの質を評価するための指標。

指標・生理

超回復 (ちょうかいふく) supercompensation

トレーニングによる疲労から回復する際、以前より高い水準の体力が一時的に得られる現象。

指標・生理 同義語: スーパーコンペンセーション

乳酸 (にゅうさん) lactate

筋肉が高強度で運動する際に生成される代謝物。疲労の指標として使われ、閾値を超えると急激に蓄積する。

指標・生理 同義語: 乳酸値, La
乳酸閾値 (にゅうさんいきち) lactate threshold

血中の乳酸濃度が急激に上昇し始める運動強度の境目。この閾値が高い選手ほど速いペースを長く維持できる。

指標・生理 同義語: LT, AT, 乳酸性作業閾値

肺活量 (はいかつりょう) vital capacity

最大吸気後に吐き出せる空気の量。水泳選手は一般人より高値を示す傾向がある。

指標・生理 同義語: VC

ピッチ (ぴっち) cadence

ストロークやキックの回転速度。テンポとほぼ同義で、1分間あたりの動作回数で表すことが多い。

指標・生理 同義語: テンポ, 回転数
ピッチ&グライド (ぴっちあんどぐらいど) pitch and glide

ストロークのテンポ(ピッチ)と伸び(グライド)のバランスを意識する考え方。距離や泳法に応じた最適解を探る。

指標・生理

ペースメーカー (ぺーすめーかー) pace maker

練習で目標ペースを作ってくれる人や道具。先頭を泳ぐチームメイトやLEDペースライトなどが使われる。

指標・生理 同義語: ペーサー

無酸素 (むさんそ) anaerobic

酸素の供給が追いつかない高い強度で行う運動。短時間で大きなパワーを出すが、乳酸の蓄積で長くは続けられない。

指標・生理 同義語: アネロビック, 無酸素運動

有酸素 (ゆうさんそ) aerobic

酸素を十分に使いながら長時間持続できる運動強度域。中〜長距離泳の基盤となる有酸素能力を鍛える。

指標・生理 同義語: エアロビック, 有酸素運動

ラップ (らっぷ) lap

プールを一定距離泳ぐ単位。短水路では50m(1往復)、長水路では50m(片道)を1ラップとすることが多い。

指標・生理 同義語: 周回
ラップタイム (らっぷたいむ) lap time

50mまたは25mごとに区切った区間タイム。レース分析やペース配分の評価に使用される。

指標・生理 同義語: 区間タイム

A

AT (えーてぃー) anaerobic threshold

有酸素運動から無酸素運動へ移行する境界強度。この強度付近での練習が持久力向上に効果的。

指標・生理 同義語: 嫌気性作業閾値

C

CSS (しーえすえす) critical swim speed

有酸素と無酸素の境界にあたる泳速度。乳酸閾値ペースの簡易推定値として練習強度設定に使う。

指標・生理 同義語: クリティカルスイムスピード

E

EPOC (いーぽっく) EPOC

運動後に安静時を超えて酸素消費が続く現象。高強度運動後ほどEPOCが大きく、回復に時間がかかることを示す。

指標・生理 同義語: 運動後過剰酸素消費

R

RPE (あーるぴーいー) RPE

自分が感じるきつさを数値化した主観的運動強度の尺度。ボルグスケール(6〜20段階)が広く使われている。

指標・生理 同義語: 主観的運動強度, きつさの度合い

S

SPL (えすぴーえる) strokes per length

25mまたは50mを泳ぐのに要したストローク数。少ないほどストローク効率が高く、技術力の指標として使われる。

指標・生理 同義語: SPL, ストロークカウント
SWOLF (すうぉるふ) SWOLF

タイム(秒)とストローク数を足した値で泳ぎの効率を示す指標。数値が小さいほど効率よく泳げていることを意味する。

指標・生理 同義語: スウォルフ

V

VO2max (ぶいおーつーまっくす) VO2max

体が1分間に取り込める酸素の最大量。持久力の指標となり、数値が高いほど有酸素能力が優れていることを示す。

指標・生理 同義語: 最大酸素摂取量

W

World Aquaticsポイント (わーるどあくあてぃくすぽいんと) World Aquatics points

世界記録を1000点としタイムを換算して種目横断で泳力を比較する指数。旧称FINAポイント。

指標・生理 同義語: FINAポイント, ワールドアクアティクスポイント