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エビデンスレベル: E2(査読付き論文(単独)) EP-S012 Fr TURN ALL

膝の角度で決まるフリップターンの蹴り出し力

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更新履歴(2件)
  • — 3レベル表示(基本/標準/研究)と digest 表示を追加。研究に「力の伝達効率とタック指数の役割」を追記
  • — 出典情報の整理・内容の精査と加筆

結論|フリップターンは「膝の角度」で蹴り出しの力が決まる

フリップターンの蹴り出しが弱い原因は、力不足ではなく膝の角度のことが多いです。

壁に足がついたとき、膝が100〜120度くらい軽く曲がっているのが理想。ここから蹴るのがいちばん速く出られます。

よくある誤解|「強く蹴れば速く出られる」

「壁を強く蹴るほど速い」と思いがちですが、膝の角度がずれていると力そのものが伝わりません

膝が深く曲がりすぎる(90度以下)と、筋肉が力を出しにくい姿勢になります。逆に膝が伸びすぎ(140度以上)だと、蹴る距離がなくてパワーが出ません。

こう考えると迷わない|膝角度のサインを覚える

  • 深く曲がる・太ももが胸につく → 壁に近すぎる
  • 膝がほぼまっすぐ・つま先だけ壁に触れる → 壁から遠すぎる
  • 椅子から立ち上がる途中くらい(100〜120度) → ちょうどいい

詳しい研究や SSC の話は、標準モードに書いてあります。

練習で試すなら|陸上で膝角度を体に覚える

水に入る前に、陸上で正しい角度を体に覚え込ませます。

  • 壁に背中をつけて立つ
  • 膝を曲げて足裏を壁に当てる
  • 太ももとすねの角度が「直角よりやや広い」位置を確認する

この感覚を、水中のターンで再現するのが目標です。