マスターズスイムログ 操作マニュアル

初めての方が、初期設定からレースの記録・分析、バックアップまでを順番に確認できるマニュアルです。iOSアプリ「マスターズスイムログ」の画面にそって説明します。

1. 初期設定

マスターズスイムログは、マスターズスイマーのための記録・分析アプリです。ログインや会員登録は不要で、レースや練習のデータはすべてお使いの端末の中に保存されます。

初回起動後、ホーム画面の上部に「まずは 3 ステップから」というカードが表示されます。次の順番で進めると、そのまま使い始められます。

  1. 生年月日を設定 — タップすると設定画面が開きます。生年月日から年齢区分(その年の12月31日時点の年齢で5歳ごと)を自動判定します。
  2. 大会を追加 — これから出る大会や、過去に出た大会を登録します。
  3. レースを記録 — タイムとスプリットを入力して、分析を始めます。

設定タブ(画面右下)では、次の項目を変更できます。

  • 生年月日 — 年齢区分の自動判定に使います。
  • 通知 — 大会リマインダー(大会の7日前・3日前・当日朝)と、練習リマインダー(記録が一定日数ないときのお知らせ)。どちらも最初はオフで、オンにしたときに通知の許可を求められます。
  • ストロークカウント単位 — 「片手 (ARM)」か「1サイクル (CYCLE)」かの既定値を選びます。
  • エクスポート / バックアップ — 第9章で説明します。

2. ホーム画面の見方

マスターズスイムログのホーム画面。次の大会までの日数、直近のレースのタイム、レースを記録するボタン、最近のレースの一覧
ホーム画面

ホームには、いま知りたい情報がまとまっています。

  • 次の大会 — 登録した大会までの残り日数をカウントダウン表示。
  • 直近のレース — 最新レースのタイムと、これまでの大会数・レース数・年齢区分。
  • レースを記録 — 新しいレースの登録はこのボタンから。
  • 最近のレース — 直近のレースが並びます。「すべて見る」で全レースの一覧へ。

画面下のタブは ホーム・練習・大会・分析・設定 の5つです。レースの分析ツールは「分析」タブ、アプリの設定やバックアップは「設定」タブにまとまっています。

3. 大会とレースを記録する

レースは必ず「大会」に属します。先に大会を作り、その中にレースを記録する、という関係です。大会は大会タブ、またはレース登録の途中でも作成できます(大会名・会場・開始日・コース〈短水路 / 長水路〉などを入力)。

マスターズスイムログのレース登録画面。ステップ2でレース日、個人・リレーの種類、泳法を選択している
レース登録(ステップ2・種目を選択)

最初のレースは、次の5ステップで登録できます。

  1. ホームの「レースを記録」をタップ。
  2. 大会を選択(まだ無ければ「新しい大会を作成」)。
  3. 種目を入力 — レース日、個人かリレーか、泳法、距離、コースを選び、タイムを電卓式キーパッドで入力します。結果(完泳・失格・棄権・途中棄権)と順位・メモは任意です。
  4. 必要ならスプリット(区間ごとの通過タイム)を入力(任意。第4章参照)。
  5. 確認画面で「保存」。保存後は「続けて登録」で、同じ大会の別種目を続けて記録できます。

リレーの場合は、リレー種目(例: 4×50m フリーリレー)と自分が第何泳者かを選ぶと、泳法と距離が自動で設定され、自分の区間タイムを記録できます。

4. レース詳細と成績カード

マスターズスイムログのレース詳細画面。公式タイムとスプリット表、速度・レート・かき距離の指標
レース詳細(スプリットと自動計算の指標)

スプリットは「通過タイム(累積)」で入力します。区間ごとのラップタイムは自動で計算され、最終区間には公式タイムが自動で入ります。区間の距離は、短水路では25mまたは50m、長水路では50mです。

スプリットにストローク数もあわせて入力すると、その区間の速度・レート(SR)・かき距離(DPS)・SWOLFが自動計算されます。ストローク数は一部の区間だけでも構いません。入力した範囲で集計され、すべての区間に入力していない場合は「カバー率」が表示されます。

マスターズスイムログの成績カード画面。大会名、タイムと順位、速度・レート・かき距離、スプリット表、シェアするボタン
成績カード(プレミアム)

レース詳細の「成績カードを共有」(プレミアム機能)を開くと、タイム・順位・スプリット・指標を1枚のカード画像にまとめて、「シェアする」からSNSなどへ共有できます。

5. タイム推移・自己ベスト・レース比較

マスターズスイムログのタイム推移画面。短水路自由形100mの折れ線グラフと、ベスト・最新・初回・改善幅のサマリー
タイム推移(無料版は直近5レースまで)

分析タブの「タイム推移」では、種目(コース×泳法×距離)ごとのタイムの変化を折れ線グラフで確認できます。ベストタイム・最新タイム・初回からの改善幅もまとめて表示されます(グラフの表示にはそのレースが2件以上必要です)。無料版では直近5レースまで、プレミアムでは全期間を表示できます。

自己ベスト」は、結果が「完泳」のレースから種目ごとに自動で集計されます。過去の記録などを手動でベストとして登録することもできます。

マスターズスイムログのレース比較画面。2つのレースのスプリットを並べて比較している
レース比較(プレミアム)

レース比較」(プレミアム機能)では、完泳レースを2件選んで並べ、どの区間で差がついたかを比較できます。レース詳細画面の右上からも開けます。

このほか、目標タイムの設定(無料版は3件まで)と、年間ベストの確認(無料版は直近1年分のみ、プレミアムは複数年の比較)ができます。

6. 練習を記録する

マスターズスイムログの練習タブ。今日・今週・今月・今年の練習量と最近の練習の一覧
練習タブ(練習量と履歴)

練習タブでは、今日・今週・今月・今年の練習量と、これまでの練習の履歴を確認できます。

マスターズスイムログの練習記録画面。ステップ1/3の基本画面で、日付・コース・プール名を入力する
練習の記録(ステップ1/3・基本)

練習を記録」から、基本 → メニュー → 確認 の3ステップで登録します。

  1. 基本 — 日付・コース・プール名・タイトル(いずれも任意項目あり)。
  2. メニュー — アップ・メイン・ダウンに分けてセット(本数×距離×種目、サークル、メモ)を追加。合計距離は自動計算されます。所要時間・きつさ(RPE 1〜10)・タグも任意で記録できます。
  3. 確認 — 内容を確認して保存。
マスターズスイムログの練習テンプレート一覧。タグで絞り込めるテンプレートカード
練習テンプレート

よく行う練習は「練習テンプレート」から呼び出せます。練習の記録フォームの最初にある「すばやく始める」から「よく使うメニュー」を選ぶと、テンプレートの内容がフォームに入ります。過去の練習のコピーも同じ場所から可能です。テンプレートの一覧は、練習タブ右上の「⋮」メニュー →「練習テンプレート」で確認でき、タグで絞り込んで内容を眺められます。

7. レポートとCSSペース

分析タブには、記録を振り返るためのツールがカテゴリごとにまとまっています。

マスターズスイムログの年間レポート画面。1年間のベストタイムと出場記録のまとめ
年間レポートPDF(プレミアム)

年間レポート(PDF)(プレミアム機能)— 1年間のベストタイムや出場記録をPDFにまとめて出力できます。「年次まとめ・格付け」カテゴリから開きます。

マスターズスイムログのストローク分析画面。レートやかき距離の推移グラフ
ストローク分析(プレミアム)

ストローク分析(プレミアム機能)— レート(SR)・かき距離(DPS)・速度の推移を分析し、泳ぎの効率の変化を確認できます。

マスターズスイムログのCSSペース画面。クリティカルスイムスピードの計算結果とペース表
CSSペース(無料)

CSSペース(無料)— タイムからCSS(クリティカルスイムスピード)を計算し、練習ペースの目安を確認できます。「練習を設計する」カテゴリから開きます。

8. 大会準備と分析ツール

マスターズスイムログの大会準備画面。大会までの残り日数、残り練習プラン、会場到着予定、ウォームアップメモ
大会準備(無料)

大会準備(無料)— 大会詳細の「大会準備」ボタン、または分析タブの「大会に備える」から開けます。持ち物チェックリストは大会詳細の「持ち物」から使えます。

マスターズスイムログのリレー最適編成画面。リレーモードと候補者の名前・性別・年齢・泳法別タイムの入力欄
リレー最適編成(プレミアム)

リレー最適編成(プレミアム機能)— メンバーのタイムから、リレーの最速オーダーを計算します。「リレーに挑む」カテゴリから開きます。

マスターズスイムログの資格表画面。種目ごとの資格級の判定
HIROの資格表(プレミアム)

HIROの資格表(プレミアム機能)— 記録から資格級を判定します。「年次まとめ・格付け」カテゴリから開きます。

マスターズスイムログの称号一覧画面。累積距離に応じた称号
累積距離チャレンジと称号(無料)

距離の称号(無料)— 練習の累積距離に応じて称号がもらえます。練習タブ最下部の「累積距離チャレンジ」カードから「すべて見る」で一覧を開けます。

マスターズスイムログのプールサイドタイマー画面。大きな表示のタイマー
プールサイドタイマー(無料)

プールサイドタイマー(無料)— プールサイドで使える大きな表示のタイマーです。練習タブ右上の「⋮」メニューから開きます。

9. バックアップと復元

マスターズスイムログのエクスポート/バックアップ画面。バックアップ作成、復元、CSVエクスポート・インポートのカード
エクスポート / バックアップ画面

設定タブ →「エクスポート / バックアップ」で、データの保存と復元ができます。

バックアップの作成(無料): 「バックアップを作成」をタップすると、記録全体をZIPファイルとして書き出し、共有シートから保存先(ファイルApp・クラウドなど)を選べます。ZIPファイルは暗号化されていません。レースの記録がそのまま含まれるため、信頼できる場所にのみ保存してください。

バックアップからの復元(無料): 「復元するファイルを選択」からZIPを選ぶと、現在のデータはすべて上書きされます。復元の前に、いまのデータのバックアップを作成しておくと安心です。復元が完了したら、iOSではアプリを一度手動で終了して、起動し直してください。

CSVエクスポート / インポート(プレミアム): レース一覧・スプリット・ベストタイム・目標タイムをCSVファイルで書き出し・取り込みできます。取り込み時、レースとスプリットは新しいデータとして追加され、重複はスキップされます。ベストタイム設定と目標タイムは、内容が競合すると更新される場合があります。同じ名前の大会は同じ大会として結合されます。データを完全に元に戻したいときは、CSVではなくZIPバックアップを使ってください

大切な注意: データは端末内にのみ保存されます。アプリを削除すると、端末内の記録も一緒に削除されます。機種変更やアプリの削除・再インストールの前には、必ずバックアップZIPを作成してください。

10. Premiumの購入と復元

Premiumは買い切り 1,000円の一度きりの購入です。サブスクリプション(月額・年額)ではありません。一度購入すると、以後すべてのプレミアム機能が使えます。

解放される主な機能:

  • 全期間のタイム推移グラフ(無料版は直近5レースまで)
  • 年間ベストの複数年比較(無料版は直近1年分のみ)
  • 目標タイムの無制限登録(無料版は3件まで)
  • 自己ベスト更新履歴のタイムライン
  • レース比較・ストローク分析・HIROの資格表
  • 年間レポートPDF・成績カードの共有・リレー編成/最適編成
  • CSVエクスポート / インポート

購入の手順:

  1. 設定タブ →「プレミアムを購入」をタップ。
  2. 解放される機能を確認して「Premium を購入」。
  3. App Storeの購入画面で承認すると完了です。

購入を復元: 機種変更やアプリの再インストール後は、設定タブの「購入を復元」(またはPremium案内画面の「購入を復元」)をタップしてください。購入したときと同じApple Accountでサインインした状態で行うと、追加の支払いなしでPremiumが元に戻ります。

11. よくある問題

  • Premiumが反映されない/過去の購入を戻したい — 購入時と同じApple Accountでサインインしているか確認し、設定タブの「購入を復元」を実行してください。
  • 記録が見つからない — レースは大会ごとにまとまっています。大会タブから該当の大会を開くか、ホームの「最近のレース」→「すべて見る」から探せます。
  • バックアップから復元できない — 選んだZIPがこのアプリで作成したバックアップかを確認してください。新しいバージョンのアプリで作成したバックアップは、古いバージョンには復元できません。先にApp Storeでアプリを最新版に更新してから復元してください。
  • アプリを削除してしまった — バックアップZIPがあれば、再インストール後に復元できます。バックアップが無い場合、端末内のデータを元に戻すことはできません。
  • お問い合わせの前に — アプリを最新版に更新し、一度アプリを終了して起動し直してから、症状が続くかご確認ください。

12. サポート

マニュアルで解決しない場合は、サポートページをご確認のうえ、feedback@hiroswimlab.jp までご連絡ください。

お問い合わせの際は、ご利用端末(iPhoneの機種名)・iOSバージョン・アプリバージョン・発生した問題と再現手順を添えていただくと、スムーズに確認できます。

パスワード・認証コード・クレジットカード番号などの機密情報はメールに記載しないでください