水泳用語集
競泳・練習・用具・ルールなど、水泳に関する30語以上の専門用語を五十音順で解説します。
き
- 棄権 (きけん) scratch
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エントリーした種目に出場しないこと。棄権届の提出が必要な大会もあり、無届け棄権はペナルティの対象になる場合がある。
- 棄権届 (きけんとどけ) scratch form
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エントリー済みの種目を棄権する際に提出する書類。大会ごとに提出期限やフォーマットが定められている。
- キック (きっく) kick
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脚で水を打って推進力や姿勢維持を得る動作。泳法ごとにバタ足・ドルフィン・カエル足など形が異なる。
- キックチューブ (きっくちゅーぶ) ankle band
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足首を固定してキックを封じるための用具。プルの練習でキックに頼らず上半身の推進力だけで泳ぐ際に使う。
- キックテンポ (きっくてんぽ) kick tempo
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キックを打つ速さ。速いテンポはスプリント向き、遅いテンポは長距離で脚の疲労を抑えるために使う。
- キックの浮き (きっくのうき) kick buoyancy
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キック動作によって脚が浮いたり沈んだりする状態。脚が沈むと抵抗が増し、適切なキックで脚を水面近くに保つ。
- キックの内締め (きっくのうちじめ) snap
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キックの最後に両脚を素早くパチンと閉じる動作。内締めのスピードが速いほど強い推進力が生まれる。
- キックの音 (きっくのおと) kick noise
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キックの際に生じる水の音。バシャバシャと大きな音が出ている場合は脚が水面を叩いていて効率が悪い可能性がある。
- キックの水面割れ (きっくのすいめんわれ) break surface
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キック時に足が水面を大きく割ってしまう状態。水面を蹴ると推進力にならず、しぶきで抵抗も増える。
- キックの縦幅 (きっくのたてはば) kick amplitude
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キックの上下動の大きさ。振り幅が大き過ぎると脚が水面から出て空を蹴り、抵抗も増えて効率が落ちる。
- キックの抜け (きっくのぬけ) kick slip
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平泳ぎのキックで足裏が水を捉えられず空振りする状態。足首の柔軟性不足や引き付け方の癖が原因のことが多い。
- キックの幅 (きっくのはば) kick width
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平泳ぎのキックで脚を開く幅。広過ぎると抵抗が増え、狭過ぎると水を蹴る面積が足りず推進力が弱くなる。
- キックの引き付け (きっくのひきつけ) heel recovery
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平泳ぎのキック準備でかかとをお尻に引き付ける動作。膝を前に出さず、かかとだけを引くと抵抗を減らせる。
- キックボード (きっくぼーど) kickboard
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キック練習で上半身を支えるための浮き板。ビート板と同じもので、英語由来の呼び方。
- キャッチ (きゃっち) catch
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手と前腕で水を捉え始める局面。肘を高く保ちながら手のひらで水圧を感じることが効率的な推進の鍵。
- キャッチアップ (きゃっちあっぷ) catch-up drill
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前方で両手が揃ってから次のストロークを始めるドリル。ゆっくりしたリズムでキャッチの形を丁寧に確認できる。
- キャッチの圧力 (きゃっちのあつりょく) catch pressure
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キャッチ時に手・前腕へかかる圧力(=水圧)。圧が抜けると水を逃しやすく、推進力が落ちる。
- キャッチの内側 (きゃっちのうちがわ) inside catch
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キャッチで手が内側に入り過ぎて水を逃がす癖。クロスオーバーと同様に蛇行の原因になりやすい。
- キャッチの外側 (きゃっちのそとがわ) wide catch
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手が外側に逸れて水を捉えきれないキャッチの癖。推進に使えない方向に力が逃げてしまい効率が落ちる。
- キャッチの早さ (きゃっちのはやさ) early catch
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入水後できるだけ早いタイミングで水を捉え始めること。グライドを短くしてすぐキャッチに入るスプリント向きの技術。
- キャッチの深さ (きゃっちのふかさ) catch depth
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キャッチで手を入れる深さ。浅過ぎると水を捉えにくく、深過ぎると肩に負担がかかり姿勢が崩れる。
- 給水所 (きゅうすいしょ) feed station
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オープンウォーターの長距離レースで選手にドリンクや補給食を渡す場所。コース上の所定位置に設けられる。
- キュー (きゅー) cue
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動作の要点を短い言葉で伝える指導法。「肘を立てて」「胸を押して」など、泳ぎながらでも意識できる言葉を使う。
- 競泳用水着 (きょうえいようみずぎ) racing suit
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大会で着用する高機能な水着。体にぴったりフィットして水の抵抗を減らす設計で、素材や形状に規定がある。
- 記録員 (きろくいん) recorder
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競技の結果・タイム・失格情報を記録し集計・速報として出力する大会運営スタッフ。
- 記録会 (きろくかい) time trial meet
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順位よりも記録測定を主目的とした大会。公認記録の取得やベストタイム更新を狙って参加することが多い。
- 期分け (きわけ) periodization
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シーズンを準備期・鍛錬期・試合期・移行期などの段階に分け、練習の量と強度を計画的に変化させる手法。
- 緊張 (きんちょう) nerves
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試合前に感じる緊張や不安。適度な緊張はパフォーマンスを高めるが、過度になると体が固まりタイムに影響する。
- 筋トレ (きんとれ) strength training
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自重やウェイトを使って筋力を高めるトレーニング。水泳ではプルの筋力やキックの爆発力の強化に用いられる。
- ギャロップストローク (ぎゃろっぷすとろーく) gallop stroke
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左右のストロークタイミングを非対称にする泳法。片腕が先行しもう片腕が素早く追うリズム。